ペーパーデージー

ペーパーデージーの花
写真 ペーパーデージー
撮影時期 2006.4.8
栽培状況 秋まき後、庭植え(冬は農ポリでトンネルして霜除け)

科名・属名

キク科
ムギワラギク属

園芸分類

秋まき一年草

別名

(特にありません)

原産地

オーストラリア

用途

庭植え、鉢植え

花期

3〜5月

【ペーパーデージーについて】

ペーパーデージーは、オーストラリア原産のキク科ムギワラギク属の秋まき一年草で、鮮やかな黄色の花が魅力ですす。ムギワラギクの仲間で、ムギワラギク属特有のかさかさした花の感触から、ペーパーデージーの名前で呼ばれています。

園芸店やホームセンターなど見かけないのであまり馴染みがないですが、切花やドライフラワーとして利用できます。タネも販売されていましたが、最近の種苗会社のカタログなどではあまり見かけなくなっています。

やや耐寒性が弱いことから、花壇で育てる場合、冬場は霜除けが必要です。

【栽培メモ】

秋にタネを播いて花壇に植え付けましたが、育苗も容易で、冬場に霜除けをしたところ3月には鮮やかな黄色の花が咲き始め増した。

【ペーパーデージーの概要】

ペーパーデージーの花

草丈

40pほどです。

花径2〜3pほどで鮮黄色の花が咲きます。温暖地では、冬に不織布などでトンネルをすると3月上旬には咲き始めますので、長い間楽しむことができます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 弱い

耐寒性があまり強くないので霜よけをしたほうが安全です。なお、2006年は霜除けをしましたが翌年は暖冬でしたので、霜除けなしで全く問題はありませんでした。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:比較的やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Helichrysum subulifolium

学名の説明

Helichrysum・・・・・ heli(太陽)+chrysos(黄金色の)が語源です。

subulifolium・・・・・「錐のような葉の」、

【主な種類と品種】

‘ゴールデンサン’という品種があります。タネは「タキイ種苗」から出ていました。なお、ヘリクリサムの仲間には、ムギワラギクやシルバーキャンドルなどがあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 秋に花壇に定植したときは、不織布でトンネルするなどして霜除けをします。

タネまき

発芽適温は18〜20度ですので、9月下旬〜10月中旬に播きます。箱まきが一般的で、覆土は5mmほどにします。寒地の場合は春まきになります。

発芽後、本葉が3〜4枚ほどになったらポリポットに植え替えて苗を育てます。

植え付け

ポットの底に根が回ってきたら、花壇やプランターなどに植え付けます。苗の生育が遅れたときは、フレームなどで冬を越し、春になって定植します。

花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。植え付ける際は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。

ペーパーデージーの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

花壇に植えるときは20〜25pほどにします。60cmのプランターの場合は、3〜4株ほど植え付けます。

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよいところに植え付けます。鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

日常の管理

鉢やプランターに植えた場合は、過湿にならないよう注意します。

冬の管理

耐寒性がそれほどないので、秋に花壇に定植したときは、霜除けをします。不織布でトンネルする程度で大丈夫かと思われます。

鉢やプランターに植えた場合は、軒下など霜の当たらないところで育てます。

肥料

花壇に植える場合は、 化成肥料を1u当たり30gほど施し、腐葉土(又はバーク堆肥)と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。追肥は特に必要ありません。

鉢やプランターに植える場合、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、暖かくなったら液肥を2週間に1回程度施します。用土を調整したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、同様に追肥をします。

病気・害虫

アブラムシが付くことがあります。

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