ベニバナトチノキ |
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【ベニバナトチノキについて】 |
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ベニバナトチノキは、ヨーロッパ原産のセイヨウトチノキ(A. hippocastanum)と北アメリカ原産のアメリカアカバナトチノキ(A. pavia)との交雑種と言われています。 セイヨウトチノキは樹高が25mにもなる高木ですが、ベニバナトチノキはそれよりは小型です。とはいえ、それでも5〜10mにはなるようです。 ところで、街路樹などでおなじみのマロニエはセイヨウトチノキのことで、フランス語の Marronnie からきています。また、トチノキ(A. turbinata)という名の由来は諸説あるようですが、たくさんの実がなる木ということからきているとの説もあります。 なお、空也上人作と伝えられる「 山川の末に流るる橡殻も身を捨ててこそ浮かむ瀬もあれ」の橡殻(とちがら)とは、トチノキ(栃の木)の実の殻のことです。 【栽培メモ】 ベニバナトチノキを植えるスペースがないと思いつつ、ついつい 'ブリオッティ' を購入して植え付けました。よい苗木を送ってもらったので、早速、花を見ることができました。なお、枝の伸びはゆっくりで、どんどん大きくなるということはなさそうです。 |
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【ベニバナトチノキの概要】 |
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樹高 高木で、5〜10mになります。 花 種小名のとおり、もともとは肉紅色の花のようですが、'ブリオッティ' は赤色の美しい花が咲きます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性があります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Aesculus × carnea 学名の説明 Aesculus・・・・・セイヨウトチノキのラテン語名に由来します。 carnea・・・・・「肉色の」、「肉紅色の」 hippocastanum・・・・・hippos(馬)+ castaneon(クリ)が語源です。 pavia・・・・・17世紀のオランダの植物学者 Peter Pauw への献名 turbinata・・・・・「らせん状の」、「渦巻き状の」、「倒円錐形の」 |
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【主な種類と品種】 |
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ベニバナトチノキの中でも一般に栽培されているのは、花つきがよく、色も美しい'ブリオッティ'( 'Briotii')という品種です。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント 木が大きくなりすぎる場合は、芯を止めて樹高を抑えます。 植え付け 落葉樹ですので、12月もしくは2〜3月頃にします。苗木の大きさにもよりますが、大きめの植え穴を掘り、腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて植え付けます。 植えた後は支柱を立て、たっぷりと水やりをします。 植え場所 日当たりのよい場所に植え付けますが、木が大きくなりますので、そのことを考慮して場所を選定する必要があります。 剪定 放任しても自然に樹形を整えていきますので、あまり剪定の必要はありません。 木が大きくなりすぎる場合は、芯を止めて樹高を抑え、側枝を適宜剪定して樹冠が大きくなりすぎないようにします。この際、枝は途中から切らずに付け根から切り取るようにします。時期は落葉している間に済ませます。 ベニバナトチノキは、その年に伸びた枝の頂芽が花芽になり、翌年の春にこの芽が伸びて花が咲きます。冬に剪定して枝先の花芽を切ると花が咲かなくなります。 肥料 植え付け後は、2月と9月頃に有機質肥料を株の周りに施します。成木になれば、それほど必要としません。 病気・害虫 枝にツノロウムツが付くことがあります。 |
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