ベルフラワー

ベルフラワーの花
写真 'ゲットミー'
撮影時期 2015.4.24
栽培状況 苗購入後、プランターで栽培

科名・属名

キキョウ科
ホタルブクロ属

園芸分類

多年草

別名

オトメギキョウ

原産地

南ヨーロッパ

用途

鉢植え

花期

4〜5月

【ベルフラワーについて】

ベルフラワーは、南ヨーロッパ原産のキキョウ科ホタルブクロ属の多年草で、オトメギキョウともいいますがキキョウ属ではありません。ホタルブクロ属の中では最も小さな種類の一つですが、鮮やかな紫青色の小さな花が株を覆うように咲きます。

鉢物としてとても魅力がありますので、春先になると園芸店やホームセンターなどでよく見かけます。白花もありますが、やはり濃青紫の品種が好まれています。

【栽培メモ】

高温多湿が苦手ですが、夏場、明るい日陰にプランターを置いてあったところ、植えてあった3株とも夏を越しました。ただし、大株の場合は蒸れて枯れやすくなります。

【ベルフラワーの概要】

ベルフラワーの花

草丈

小型の多年草で草丈はせいぜい10pほどで、横に広がります。

花径2pほどの小さな青紫の花ですが、すばらしく多花性で、株を覆うように咲きますので見応えがあります。

カンパネニュラの仲間ですので、花は鐘形をしています。濃青紫の品種が一般的ですが、白花の品種もあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い

寒さには強いですが、高温多湿が苦手です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(温暖地では)やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Campanula portenschlagiana

学名の説明

Campanula・・・・・ campana(鐘)の縮小形です。

portenschlagiana・・・・・19世紀の博物学者 Franz Portenschlag-Ledermeyer への献名

【主な種類と品種】

園芸店やホームセンターなどでは、青紫の品種が売られています。

'ゲットミー' という品種が出ていますが、従来の品種よりも色が鮮やかな品種です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 日当たりを好むので、夏場以外は基本的には日当たりのよいところで栽培します。

植え付け

一般的には、春に園芸店やホームセンターなどで開花株を手に入れて育てる場合がほとんどです。株がコンパクトですので鉢やプランターで育てるのに向いています。

ベルフラワーの花

ポット苗を購入したら、5〜6号程度の鉢に植え付けます。1株でも美しいですが、径の大きな浅底の丸形プランターに3株ほど植え付けると一層見栄えがします。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜた用土に、パーライトを1〜2割ほど加えたものなどを使います。

置き場所

日当たりを好むので、夏場以外は基本的には日当たりのよいところで栽培します。少々の雨でしたら問題はありませんが、梅雨時の長雨には当てない方が無難です。

植え替え

植え替えは、10月ごろに夏を越した株を株分けして植え替えます。

植え替えをしないと、根詰まり気味になるのと用土の水はけが悪くなって生育が衰え、また、根腐れを起こしやすくなります。

日常の管理

過湿にすれば根腐れしやすいので、鉢土の表面が白くなってから、たっぷり水を与えます。

夏の管理

高温多湿と夏の強い日差しを苦手としますので、特に、温暖地の場合は夏場は半日陰に、真夏は明るい日陰に置きます。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。水やりは少なくします。

ベルフラワーの花

ふやし方

夏越しした株を10月ごろに株分けしてふやすことができます。地中のランナーでも容易に殖やせます。

肥料

植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、春と秋に薄めの液肥を月2〜3回施します。梅雨から夏の間と冬は肥料は与えません。

病気・害虫

ハダニが付くことがあります。

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