ヘリオトロープ |
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【ヘリオトロープについて】 |
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ヘリオトロープは、ペルー、エクアドルなどが原産のムラサキ科キダチルリソウ属の常緑小低木です。香水の原料にされるほどですので、何といっても甘い香りがすばらしく、思わずに引き寄せられます。 ところで、一般には、ヘリオトロープといえばキダツルリソウ(H. arborescens)を指しますが、最近では、キダチルリソウよりも香りは劣るものの花の見栄えがよい一年草タイプのヨウシュキダチルリソウ(H. europaeum)が園芸店やホームセンターなどに多く並ぶようになりました。 【栽培メモ】 ヘリオトロープは寒さにも弱いですが、むしろ、夏の暑さでダメにしたことが再三です。 タネが販売されていましたので、十分に気温が上がってからタネを播いて育てたところ、手入れが行き届かず期待していたようにはなりませんでした。 |
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【ヘリオトロープの概要】 |
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樹高 園芸店やホームセンターなどでは30〜40pほどのものが販売されていますが、本来は1mほどになるようです。 花 紫色の小さな花を花茎の先に房状につけます。美しい花色と、すばらしい芳香を持っています。白花もあります。 耐寒性・耐暑性
寒さに弱いので冬は室内で管理します。また、夏の暑さと強光が苦手です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やや難しい ※ 苗から1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:やや難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Heliotropium 学名の説明 Heliotropium・・・・・「向日性の」という意味です。 arborescens・・・・・「高木状の」、「樹枝状の」 europaeum・・・・・「ヨーロッパの」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 夏の暑さと強い日ざしが苦手ですので、夏は半日陰〜明るい日陰で管理します。 ※ 水切れを嫌いますので、乾きすぎないように注意します。 タネまき ヘリオトロープは、通常は、園芸店やホームセンターなどで開花株を買って育てることが多いですが、タネが販売されていることがありますので、タネを播いて育てることができます。 発芽適温が20〜25度ですので、4月下旬〜5月に播きます。タネが細かいので、細かな用土を入れた育苗箱にまき、覆土は2oほどにします。 発芽は良好で、本葉が3〜4枚になったら、まずは2.5号程度のボッとに植え替えて苗を育てます。そして、ポットの底に根が回ったら4号のボット鉢に植え替えて苗を育てます。 植え付け 4号のポットの底に根が回ったら鉢やプランターに定植しますが、時期的に6月中旬以降になりますので、鉢をできるだけ崩さないようにして植え付けます。 なお、タネから育てるとほとんど枝分かれをしませんので、植え付けまでに摘芯をして枝数を増やします。 花が咲いた株が売られていますので、これを買って育てると簡単です。ポット苗の場合は、5〜6号ほどの大きさの鉢に植え付けます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え替え 植え替えは、4〜5月もしくは9月下旬〜10月上旬に行います。 置き場所 日当たりのよいところで育てますが、暑さにやや弱いので、初夏になったら半日陰で、また、真夏は明るい日陰で管理します。 日常の管理 水切れを嫌いますので、乾きすぎないように注意します。 花が終わったら、切り戻しをしておきます。 夏の管理 ヘリオトロープは、耐寒性が弱いことから、逆に耐暑性が強いと思い込みがちですが、実は、夏の高温と強い日ざしが苦手です。直射日光に当てると葉焼けしてしまいます。 冬の管理 耐寒性がないので、冬は室内に取り込み、日当りのよいところに置きます。水やりは控えめにします。 ふやし方 タネを播いて育てる以外に、挿し芽で増やすことができます。5〜6月頃バーミキュライトなどに挿します。 肥料 植えつけ、植え替え時に緩効性肥料を与え、後は、春と秋の生育期間中に、緩効性の固形肥料を定期的に与えるか、もしくは液肥を月に2〜3回程度与えます。 病気・害虫 たまに葉を食べられたり、ハダニが発生することがあります。 |
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