ポンテデリア

ポンテデリアの花
写真 ポンテデリア
撮影時期 2014.7.9
栽培状況 鉢植え

科名・属名

ミズアオイ科
ポンテデリア属

園芸分類

多年草(水生植物)

別名

ナガバミズアオイ

原産地

北米東部〜カリブ海地域

用途

鉢植え、水辺

花期

7〜10月

【ポンテデリアについて】

ポンテデリアは、北米東部からカリブ海地域が原産のミズアオイ科ポンテデリア属の水生植物です。6〜10月頃が開花期ですが、よく咲くのは夏です。穂状の花がたくさん咲くと涼しげな感じを与えます。

ホテイアオイも同じミズアオイ科の水生植物ですが、ホテイアオイが水面に浮かんでいて、根が水底についていない浮遊性の植物なのに対して、ポンテデリアは、根が水底にあり、茎や葉を水面上に伸ばす抽水植物です。

水生植物ですが、穴のない容器やプランターの穴を塞いで植え付ければ育てることができます。

【栽培メモ】

栽培は、特段、難しい点はありませんでした。上の写真は、古いお鍋に植えて育てていますが、問題なく育っています。

株分けで増やすことができますが、ホテイアオイのように増えすぎて困るということはありません。

【ポンテデリアの概要】

草丈

80センチ〜1mほどです。

ブルーの花が穂状になって咲きます。花穂は15センチほどになります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

北アメリカ南部が原産地ですが、冬は深めの水の中に沈めておくとまず大丈夫です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Pontederia cordata

学名の説明

Pontederia・・・・・イタリアの植物学者 Giulio Pontedera への献名

cordata・・・・・ 「心臓型の」 ※ 葉の形からきています。cordis(心臓)が語源です。

【主な種類と品種】

ポンテデリア属には、コルダータの他に、それより花色の淡いランセオラタがあります。また、コルーダには白花種や桃花種もあるようですが、まだお目にかかったことはありません。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 水生植物ですので、腰水栽培で水を切らさないようにします。

植え付け

園芸店ではあまり見かけませんが、種苗会社のカタログを見ると春号に載っているように、一般的には春が植え付けの適期です。水辺の植物ですが、家庭ではなかなかそういう環境は望めませんので、通常は腰水栽培で育てます。穴のない容器か、大きめの鉢あるいはプランターの穴を塞いで植え付けてもかまいません。

ポンテデリアの花

鉢植えの用土

市販の水生植物用土やよく練った赤玉土などを使います。

置き場所

日当たりのよいところに置いて栽培します。

植え替え

2年に1回を目安に植え替えをします。時期は、4月ごろが適期です。

日常の管理

水生植物ですので、水を切らさないようにして栽培します。普通の鉢に植えた場合は、腰水栽培が失敗が少ないです。

冬の管理

冬になると地上部が枯れてしまいますが、水を切らさないようにします。耐寒性は強く、霜除け等は必要ありません。

ふやし方

植え替えの時に株分けで増やすことができます。

肥料

有機肥料は避け、緩効性の化成肥料を少しずつ与えます。

病気・害虫

特にはないようです。

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