ボリジ |
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【ボリジについて】 |
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ボリジは、地中海沿岸地方原産のムラサキ科ルリジサ属の秋まき一年草です。ハーブの仲間ですが、星型のブルーの花もなかなか美しいので庭にも植えられています。なお、ボリジという呼び名は、英名のボリジ(Borage)から来ていますが、これは属名の Borago に由来します。 ハーブとしての利用法は、若葉を天ぷらや炒め物に、また、湯がいてサラダに利用できます。また、ボリジには気分を高めてくれる成分も含まれていると言われています。 因みに、ボリジの和名はルリヂサ(ルリジサ)ですが、ヂサは、ちしゃ(萵苣)即ちレタスのことです。 【栽培メモ】 タネを播いて育て庭に植えてみましたが、大変丈夫で栽培は簡単でした。また、こぼれダネからたくさん発芽して、きれいな花を咲かせていました。 耐寒性は強いですが耐暑性は弱く、夏が来る前に枯れてしまいました。 |
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【ボリジの概要】 |
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草丈 大型のハーブで、1m近くになります。 葉や茎全体が白い毛に覆われてますので、遠くからでも目立ちます。 花 ブルーの5弁の花が、下向きに咲きます。花は、咲き始めはピンクですが、しだいにブルーに変化していきます。 1輪は小さな花ですが、写真のように、密に咲きますのでなかなかきれいです。 耐寒性・耐暑性
本来は宿根草ですが、夏の暑さを乗り越えることができないので、一年草として扱われています。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Borago officinalis 学名の説明 Borago・・・・・中世ラテン語の burra(綿毛)に由来します。異説もあります。 officinalis・・・・・「薬用の」、「薬効のある」 |
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【主な種類と品種】 |
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白花種もあるようです。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 移植を嫌いますのでポリポットなどに直接タネを播いて育てます。 タネまき 発芽適温は20度前後ですので、温暖地では9下旬〜10月中旬、寒地では4〜5月に播くのが一般的です。 移植を嫌いますのでポリポットに3粒ほどまき、覆土は5mmほどにします。発芽後、徐々に間引いて丈夫な苗を1本残します。 植え付け ポットに根が回ったら、庭や鉢などに定植します。庭に植える場合は、酸性土壌を嫌いますので、あらかじめ苦土石灰を1u当たり100〜150gほど撒いて、土になじませておきます。 定植する際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れ、化成肥料も混ぜて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。 鉢やプランターに植える場合は、園芸店やホームセンターなどでポット苗が売られていますので、これを買って植え付けると簡単です。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 大きな株になりますので、30〜40pほどにします。鉢植えの場合は、8〜10号鉢に1株植えつけます。 植え場所・置き場所 日当たりと水はけのよいところを選びます。 鉢やプランター植え付けた場合も日当たりのよいところに置いて育てます。 日常の管理 鉢やプランターで育てる場合は、過湿にならないよう注意します。 雨が降ったりすると雨の重みで花茎が傾いてしまいますので、必要な場合は、開花時期に花茎が折れないように支柱をしてやります。 冬の管理 こぼれダネからよく育ちましたので、関東以西の温暖地では霜除けは必要ありません。もっとも、寒さの厳しい年や定植が遅れた場合は不織布をべた掛けするなど簡単な霜除けをしたほうが安心です。 鉢やプランターに植えた場合は、霜の当たらない軒下などに置き、水やりは控えめにします。 肥料 庭植えの場合は、植えつけ時に有機配合肥料を施しておきます。追肥は特に必要ありません。 鉢やプランターに植える場合は、元肥のほかに春になったら追肥として月に2回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。 病気・害虫 特にはありません。 |
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