ホウセンカ(鳳仙花) |
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【ホウセンカについて】 |
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ホウセンカ(鳳仙花)は、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の春まき一年草で、日本には平安朝の初期に中国から渡来したと言われています。(室町時代に渡来したとする説もあります。)昔から栽培されてきたことからもわかるように、丈夫で育てやすい草花です。 別名のツマクレナイというのは、「爪紅」と書きますが、女性がホウセンカの赤い花で爪を赤く染めたことに由来します。また、鳳仙花と言う名は、中国での名称である「鳳仙華」をそのまま取ったものです。 花壇に植えるなら椿咲き、八重咲きなど花の美しいホウセンカを選びたいものです。 【栽培メモ】 タネを播いて苗を育て、花壇に植えてみましたが栽培はごく簡単でした。何より、茎がしっかりしていて、少々の風や雨などにもびくともせず、よほどのことがない限り支柱などの手間をかけずに花を楽しめる点は助かりました。 |
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【ホウセンカの概要】 |
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草丈 矮性種は20〜30p、高性種は50〜70pになります。 花 6月には咲き始め、上から吊り下がったように咲いていきます。 花径は4〜5pほどで、白、淡紅色、紅色、紫、咲分けや絞りなどがあります。花形も、一重咲き、八重咲き、バラ咲きなど変化に富んでいます。 花弁を水につけて絞ると、きれいな色水ができます。また、熟した果実に少し触れただけで、急に皮がはじけて種子が飛び出すというおもしろい性質があります。 耐寒性・耐暑性
日本の梅雨時のような高温多湿を好み、この時期によく生育します。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Impatiens balsamina 学名の説明 Impatiens・・・・・ im(不)+ patiens(忍耐)で「辛抱できない」が語源です。 balsamina・・・・・「香りのよい」、「芳香族の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 4月〜5月に直まきかポリポットなどに直接まきます。 タネまき 移植を嫌いますので、4月〜5月に、直まきもしくは3号(9p)のポリポットなどに直接播きます。覆土は5mm程度にします。 直まきの場合は、20〜25p間隔に2、3粒ずつ播き、発芽後徐々に間引いて一本にします。 ポットに播いた場合も、発芽後、順次間引いて、丈夫な苗を1本残します。 植え付け ポットに播いた場合は、本葉が5〜6枚になったら定植します。生育が早いので、定植が遅れないようにします。 花壇に植えつけるときは、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり5〜10Lほど入れ、化成肥料も加えて庭土とよく混ぜてから植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。丈夫な草花ですので、あまり神経質になる必要はありません。 株間 20〜25p程度にします。標準の60pのプランターなら3株が目安です。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。日当たりがよくないと、花つきが悪くなります。 鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。 日常の管理 乾燥した土壌を嫌いますので、鉢植えの場合は、乾燥させすぎないよう水やりをこまめにします。 花壇に植えた場合も、晴天が続いて庭土が乾きすぎているような場合は水やりをします。 終わった花をそのままにしておくと汚くなっていきますので、順次取り除いていきます。 肥料 花壇に植える場合は、植えつけ時に化成肥料を1u当たり30〜50gほど施します。追肥は特に必要ありません。 鉢やプランターに植える場合は、元肥のほかに追肥として生育期に液肥を2週間に1回程度与えるか、緩効性の固形肥料を少量与える程度にします。 病気・害虫 密植にするとウドンコ病が発生することがあります。 |
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