原種系フリージア |
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【原種系フリージアについて】 |
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原種系フリージアは、南アフリカケープ地方原産のアヤメ科の秋植え球根です。草丈が10〜15pほどで園芸種と比較すると小型ですが、性質は丈夫で育てやすいと言えます。 園芸種は花色がとても豊富で華やいだ色彩の花ですが、原種系は、やや控えめな印象です。それはそれで魅力があり、また、よい香りを持っています。 【栽培メモ】 ムイニーを小型のプランターに植えて育てていますが、毎年よく咲いてくれる上に、球根がたくさん増えてくれます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【原種系フリージアの概要】 |
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草丈 総じて園芸種交配種よりは小型で、10〜20pほどです。 花 園芸交配種と比較すると花はやや控えめな印象ですが、よい香りを持っています。 花色は、白、淡い黄色、ピンクなどです。 耐寒性・耐暑性
耐寒性はそれほど強くありませんが、関東以西の温暖地では、霜の当たらない軒下であればそれほど傷むことなく冬を越せます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Freesia spp. 学名の説明 Freesia・・・・・ドイツの植物学者 Friedrich Heinrich Theodor Freese への献名 leichtlinii・・・・・19世紀ドイツの植物学者の Max Leichtlin への献名 muirii・・・・・スコットランドで生まれ、アメリカ合衆国でナチュラリスト、植物学者等として活動した John Muir への献名 verrucosa・・・・・「いぼの多い」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 栽培は、基本的に園芸種と変わりません。 植え付け 10月中旬〜11月中旬ごろに植えつけます。関東以西の温暖地では、庭でも鉢やプランターでも栽培できますが、小型の球根ですので鉢やプランターで育てるのに向いています。その他の地域は、鉢やプランターで育てます。 庭に植えるときは、腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて、庭土を30pほどよく耕して植えつけます。酸性土壌の場合は、苦土石灰を適量混ぜておきます。 鉢植えの用土 水はけのよい用土が適していますので、球根用培養土のほか、赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライトを6:3:1程度に混ぜた用土などを使います。 植え付けの深さ 庭植えでは5p、鉢植えでは3cmほどの深さに植えつけます。 株間 植え付け間隔は、5p程度とします。鉢植えの場合は、5号鉢で5〜6球程度が目安です。 植え場所・置き場所 日当たりと水はけのよい場所が適しています。鉢植えも日当たりのよいところで育てます。 庭植えにする場合は、アヤメ科の植物を植えてあったところは避けるようにします。 日常の管理 鉢植えは、鉢土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。 咲き終わった花がらは、早めに取り除いて球根の肥大を助けるようにします。 冬の管理 早く植え込むと葉がすぐに伸びますので、温暖地以外では冬の寒さに傷んでしまう恐れがあります。 そこで、庭植えの場合は、寒さの厳しいときは、不織布などでトンネルをして霜よけをする必要があります。 鉢やプランターで育てる場合は、日当たりがよく霜の当たらない軒下などに置きます。 休眠期の管理 庭に植えている場合は、葉が黄色くなったら掘り上げ、日陰でよく乾燥させて、風通しのよい場所で保管します。 鉢植えの場合は、葉が黄色くなってきたら掘り上げてもよいですし、水やりを中止して秋の植え付け時まで雨の当たらない日陰に置くこともできます。 肥料 庭で育てるときは、植え付け時には肥料を与えず、葉が出てから緩効性の化成肥料を株元に与えます。 鉢やプランターで育てる場合も、葉が出てから緩効性の固形肥料を株元に与え、後は、春になったら液肥を2週間に1回程度与えます。 ふやし方 ムイニーはよく分球して、たくさん増えます。 病気・害虫 ウイルス病が発生することがあります。この場合は、防除法がありませんので処分するほかありません。 また、高温多湿の環境に置くと灰色カビ病が発生することがあります。 |
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