フウセントウワタ

フウセントウワタの花
写真 フウセントウワタ
撮影時期 2009.10.31
撮影場所 香南市野市町にて

科名・属名

キョウチクトウ科
フウセントウワタ属

園芸分類

春まき一年草
(宿根草)

別名

フウセンダマノキ

原産地

南アフリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜7月

【フウセントウワタについて】

フウセントウワタ(風船唐綿)は、南アフリカ原産のキョウチクトウ科フウセントウワタ属の春まき一年草(宿根草)です。初夏になると花が咲きますが、花よりも袋のようになる実が切り花などに利用されます。フウセンというのは、勿論、袋状の実を風船に例えたものです。

本来は宿根草ですが、やや寒さに弱いため、温暖地でないと冬を越すことが難しいようです。

なお、フウセントウワタの白い樹液が目に入ると角膜炎を引き起こしますので、樹液が付いた手で目をこすったりしないように注意します。

【栽培メモ】

春にタネを播いて育てましたが、定植が遅れてその年には花が咲くところまで行きませんでした。幸い暖冬でしたので、冬に枯れることはありませんでした。

もっとも、その翌年の冬に−4〜−5度ほどに気温が下がったことがありますが、このときは枯れてしまいました。

【フウセントウワタの概要】

フウセントウワタ

草丈

1〜1.5mほどになります。

小さな白色の花が下向きに咲きます。(写真:中)

晩秋になると、袋が割れて、中から綿毛とタネが出てきます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強いですが、耐寒性が弱いので温暖地以外では冬に枯れてしまいます。温暖地でも、強い霜が当たると枯れてしまうことがあります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Gomphocarpus fruticosus

学名の説明

Gomphocarpus・・・・・ギリシャ語のgomphos(こん棒)+ carpus(果実)

fruticosus・・・・・「低木に似た」、「低木状の」

【主な種類と品種】

フウセントウワタ属で栽培されているのは本種だけのようです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ タネを播く時期が遅くならないようにします。

タネまき

発芽適温が25度以上と高いので、十分に暖かくなった4月下旬ごろにポットに直接播きます。覆土は1cmほどにします。

発芽後、順次間引いて丈夫な苗を1本残します。苗の生育はゆっくりですので、タネを播く時期が遅くなると、開花が翌年になることがあります。

フウセントウワタ

植え付け

タネを播いて育てた場合は、ポットに根が回ったら庭に定植します。株が大きくなりますので、鉢植えにはあまり適していません。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と化成肥料を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

植え場所

日当たりと水はけのよいところに植えつけます。

株間

株が大きくなりますので、30〜50cmほどにします。

日常の管理

庭植えにした場合は、あまり手間がかかりません。

肥料

庭植えの場合は、植え付け時に化成肥料を庭土に混ぜて植え付けますが、量は控えめでかまいません。

病気・害虫

アブラムシが付くことがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。