ブータンルリマツリ

ブータンルリマツリの花
写真 ブータンルリマツリ
撮影時期 2016.10.27
栽培状況 鉢植え

科名・属名

イソマツ科
ルリマツリモドキ属

園芸分類

常緑低木

別名

(特にありません)

原産地

中国、ヒマラヤ

用途

鉢植え、庭植え

花期

9〜10月

【ブータンルリマツリについて】

ブータンルリマツリは、中国やヒマラヤ原産のイソマツ科ルリマツリモドキ属の落葉低木で、ルリマツリモドキと同属で花が似ているので混同されることがあります。また、ルリマツリという名前が付いていますがルリマツリとは別属になります。

花は小さく、それほど密にも咲きませんので、やや地味な印象ですが、枝が長く伸び樹高もルリマツリモドキよりは高くなります。

【栽培メモ】

鉢植えで育てています。冬になると木が枯れたようになりますが、霜の当たらない軒下で冬を越しています。

【ブータンルリマツリの概要】

樹高

枝がよく伸びるので1mほどになるようですが、剪定することによって、ずっと低く抑えることができます。

ごく小さいブルーの花です。ルリマツリモドキより花数が少なく花も小さいので、花だけで比較するとやや見劣りがします。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性があります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Ceratostigma griffithii

学名の説明

Ceratostigma・・・・・cerato(角)+ stigma(柱頭)が語源です。

griffithii・・・・・インドで活動した植物学者 William Griffith への献名

【主な種類と品種】

同属のルリマツリモドキがブータンルリマツリとして販売されていることがあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 開花中に水切れさせないようにします。

植え付け

比較的耐寒性がありますので、鉢植えは勿論、温暖地では庭植えでも楽しむことができます。通常は、春に苗が、また、秋に開花株が出ていることがありますので、これを買って育てます。ポリポットや小さな鉢に植えられている場合は、早めに一回りもしくは二回り大きい鉢に植えつけます。

庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土若しくはバーク堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えにするときは、まずは、5号くらいの鉢に植えつけます。

ブータンルリマツリの花

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。赤玉土、鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)を4:3:3程度に混ぜた用土が一例です。

植え替え

鉢植えの場合は、鉢が小さいときは毎年、大きい鉢に植えているときは2年に1回を目安に植え替えをします。植え替えを怠ると、根詰まりして花が咲かなくなってきます。

鉢から抜いて、古い土を少し落として一回り大きい鉢に植え替えますが、あまり根鉢を崩しすぎないようにします。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。半日陰でも問題はありません。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きますが、夏場は半日陰に置いて鉢が乾きすぎるのを防ぎます。

日常の管理

開花中に水切れさせてしまうと、すぐに花が傷んでしまいますので注意します。

剪定

枝がよく伸びますので、伸びすぎた枝は適宜に切り戻しをします。また、冬の前に全体を切り詰めておきます。

冬の管理

耐寒性がありますので、関東以西の温暖地では庭植えは霜除け等は必要ありません。その他の地域は、寒くなる前に霜除けをしておくと安全です。

鉢植えは、霜の当たらない軒下に移し、水やりは控えめにします。

肥料

庭植えの場合は、あまり必要としません。鉢植えの場合は、生育期間中に定期的に置肥をするか、液肥を1ヶ月に2回ほど与えます。

病気・害虫

特にはないようです。

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