ブロワリア

ブロワリアの花
写真 ブロワリア・アメリカーナ
撮影時期 2024.7.30
栽培状況 鉢植え

科名・属名

ナス科
ブロワリア属

園芸分類

春まき一年草

別名

ルリマガリバナ
(瑠璃歪花)

原産地

コロンビア

用途

鉢植え

花期

6〜10月

【ブロワリアについて】

ブロワリアは、熱帯アメリカに分布する多年草ですが、耐寒性が弱いので春播き一年草として扱われます。この属で栽培されているのは、コロンビア原産でルリマガリバナと呼ばれるスペキオサ(B. speciosa)と中央メキシコから南アメリカの熱帯地域原産のアメリカーナ(B. americana = B. viscosa)です。

スペキオサは苗が販売されていますが、アメリカーナはタネから育てます。どちらもブルーの花が夏の暑さを和らげてくれます。また、白花の品種もありますが、こちらは見かけることがありません。やはり、夏場はブルー系の花色が好まれるようです。

【栽培メモ】

アメリカーナのタネが手に入りましたのでを春に播いて育てました。タネを播く時期が遅くなりましたが、苗の生育が早く育苗は簡単でした。暑くなってきた6月頃から明るい日陰で育てましたが、花はよく咲いてくれました。

【ブロワリアの概要】

ブロワリアの花

草丈

20〜30pほどです。

【主な種類と品種】を参照

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 比較的強い

耐寒性はありません。耐暑性は比較的強いですが、夏の強い日ざしを嫌います。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Browallia

学名の説明

Browallia・・・・・スウェーデンの植物学者 J.Browall への献名

speciosa・・・・・「華やかな」、「派手な」

americana・・・・・「アメリカの」

【主な種類と品種】

スペキオサス

草丈は20〜30pほどで、花径3〜4pほどのブルー系大きな花が咲きます。'ブルートロール'や'ブルーベルズ' などの品種があります。(写真:下)

アメリカーナ

草丈は20〜30pで、花径1pほどの小さな花が咲きます。ブルーの花が咲く'ブルーレディ'や白花の‘スノーホワイト’などの品種があります。(写真:上の2枚)

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 夏は直射日光を避け明るい日陰に置きます。

タネまき

タネから育てる場合は、発芽適温が20〜25度ですので4月になって育苗箱かピートバンなどに播きますが、タネが小さいので厚まきにならないようにします。タネが隠れる程度に覆土をしましたが発芽は良好でした。

本葉が2〜3枚になったら、ポリポットに植え替えて苗を育てます。

植え付け

ポリポットの底に根が回ったら鉢に定植しますが、この頃には日ざしがきつくなってきますので花壇に植えるのは避けた方が賢明です。

ブロワリアの花

6月ごろにスペキオサス種の苗が園芸店やホームセンターにポット苗が出ていれば、これを買って植え付けると手間がかかりません。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

置き場所

春から秋は戸外で管理します。

日常の管理

アメリカーナはあまり分枝しないので、育苗中に2〜3回摘芯して株を大きくすると見栄えがよくなります。また、伸びすぎた茎を切り戻しをするとコンパクトになります。

夏の管理

暑さには強いですが強い日ざしを嫌いますので、初夏になったら半日陰に、真夏は明るい日陰に置きます。

冬の管理

冬は室内の日当たりのよい場所に置けば冬を越します。

肥料

生育期間中に週に1回ほど液肥を与えるか、若しくは、定期的に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

大きな被害にはなりませんでしたが、アオムシにはを食べられました。

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