フィリカ |
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【フィリカについて】 |
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フィリカというのは、クロウメモドキ科フィリカ属の植物で、南アフリカを中心に150種ほどが知られています。この属の中で、流通しているのはここで取り上げているプべッセンスという種類で、半耐寒性の常緑低木です。 種小名のプベッセンスというのは「軟毛のある」という意味ですが、細長い葉に軟毛があり、また、花弁のように見える苞も柔らかい軟毛に包まれていて、とても印象的です。また、苞ですので長い間楽しめます。 【栽培メモ】 開花株を入手して育てていましたが、花はよく咲いたものの、うっかりして雨の続いたときに外に出してあったため過湿になり、結局枯れてしまいました。耐寒性がやや弱くても室内で管理すれば問題ありませんが、多湿は禁物のように思われます。 |
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【フィリカ・プベッセンスの概要】 |
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樹高 現地では1.2〜1.5mほどになるようです。販売されているのは20〜30pほどのものが中心です。 花 枝の先に花茎4pほどの花が咲きます。花弁のように見えるのは羽状の美しい苞です。花は白花ですがあまり目立ちません。 耐寒性・耐暑性
霜に当たると傷みます。また、夏の高温多湿を嫌います。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 (※ 未確認です。) (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Phylica pubescens 学名の説明 Phylica・・・・・ギリシャ語の phyllikos(葉の多い、葉の茂った )が語源です。 pubescens・・・・・「軟毛のある」 |
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【主な種類と品種】 |
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フィリカ属では、プベッセンスのほかに白い花の咲くエリコイデス(P. ericoides)が切り花で流通しています。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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情報量が少なく不明の点も多いですが、当面、以下のように育てることにしています。 植え付け 生育がゆっくりですし、耐寒性、耐暑性もそれほど強くなさそうなので、季節に応じて栽培環境を変えられる鉢植えに向いています。 入手した株が小さく根詰まり気味のときは、根鉢を崩さないようにして、一回り尾大きい鉢に植え替えます。 鉢植えの用土 現地では、乾燥した砂岩と石灰岩の斜面に自生していると言われていますので、水はけのよい用土に植え付けます。私は、赤玉土、鹿沼土、パーライトを5:3:2程度に混ぜた用土に植えました。 置き場所 秋から春は日当たりのよいところに置きます。 植え替え 2年に1回程度の間隔で植え替える予定です。 日常の管理 過湿にならないようにします。ただし、乾燥させすぎるとダメージが大きいので注意します。 剪定 樹形が乱れたら、花後に切り戻しをするとまとまりのある樹形になります。 夏の管理 夏の高温多湿を嫌いますので、夏になったら半日陰の、真夏は明るい日陰の風通しのよいところに置きます。 冬の管理 耐寒温度は0度ほどと言われていますし冬に開花しますので、室内の日当たりのよいところに置きます。 肥料 自生地の状況からも、多肥にする必要はなさそうですので、春とは秋に緩効性の固形肥料を控えめに与えます。 病気・害虫 未確認です。 |
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