プリムラ・オブコニカ |
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【プリムラ・オブコニカについて】 |
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プリムラ・オブコニカは、中国からヒマラヤ原産のサクラソウ科サクラソウ属の多年草(一年草)です。本来は多年草ですが夏の高温多湿に弱いので一年草扱いされます。 プリムラ類は一般に日当たりを好みますが、オブコニカは明るい日陰でも花が咲き、花期も長いため、室内で楽しむのには最適なもののひとつです。 ところで、オブコニカの葉にはアルカロイドの1種のプミリンという毒素が分泌されているため、触れるとかぶれることがありますので、かぶれ性の人は手袋をして作業をする必要があります。もっとも、最近の品種は、かぶれない品種がほとんどですので、それほど神経質になることはないのかもしれません。 【栽培メモ】 プリムラ類の中では、比較的耐暑性があるとされていますが、やはり夏には枯れてしまいましたので、関東以西の温暖地では夏越しは厳しいと思いました。 もっとも、長い間花を楽しめますので、すぐれた鉢花あることは間違いありません。 |
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【プリムラ・オブコニカの概要】 |
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草丈 25〜30pほどになります。 花 花径3〜5pほどの花が豪華に咲きます。 花色も淡い色合いが多く、花弁の縁が色変わりした2色咲きがあり人気があります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性が弱いので、寒い時期に開花株を購入したときは、室内で管理します。 耐暑性が比較的あるとはいえ、関東以西の温暖地では夏越しは厳しいです。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:(温暖地では)かなり難しい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Primula obconica 学名の説明 Primula・・・・・ primus(最初の)の縮小形 obconica・・・・・「倒円錐形の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 鉢土の表土が乾いてきたら十分に水を与えます。 タネまき タネから育てるのはあまり一般的ではないですが、6月ごろにピートバンなどに播いて育てます。ただし、関東以西の温暖地では、タネから育てるのはかなり厳しいと言えます。 発芽適温は15〜20度くらいです。光好性ですので、覆土は必要ありません。本葉2〜3枚になった頃にいったん3pほどの間隔に植え広げ、葉が重なるようになってきたらポリポットに移植します。 植え付け 5〜6月に播いたた場合は、順調に育てば、9月中旬〜10月上旬ごろに5号鉢に植えつけます。 タネから育てる余裕のない人は、早ければ12月頃から開花株が売られていますので、これを買って植え付けます。 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜた用土などを使います。できれば、酸度調整をしたピートモスを2割ほど加えます。 置き場所 秋から初冬は戸外の日当たりのよい場所で管理し、蕾が見えるようになったら室内に取り込みます。 なお、この花はプリムラ・ポリアンサとは異なり、日照不足の室内でも咲き続けますので、必ずしも窓際に置く必要はありません。 日常の管理 オブコニカは大変水分を好みます。鉢土の表土が乾いてきたら十分に水を与えます。このとき、水が株にかからないようにします。 花を長く楽しむには、花が終わったら花茎ごと摘み、黄ばんだ葉を除去します。 夏の管理 夏場は風通しの良い涼しい日陰に置いてやります。また、 直射日光は避けるようにします。ただし、関東以西の温暖地では夏越しは難しいです。 冬の管理 霜に当たったら株がダメになりますので、冬は室内に取り込みます。 肥料 開花期が長いので、開花中は肥料切れをおこさないように、液肥を2週間に1回程度与えるか、もしくは緩効性の固形肥料を定期的に置肥します。 病気・害虫 灰色カビ病(ボトリチス病)に注意します。また、夏の育苗期間にヨトウムシに食べられることがありますので、被害があれば早めに駆除します。 |
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