ヒサカキ

ヒサカキの花
写真 ベニヒサカキ
撮影時期 2022.3.16
栽培状況 鉢植え

科名

モッコク科

属名

ヒサカキ属

学名

Eurya japonica

園芸分類

常緑中高木

別名

(特にありません)

原産地

日本、朝鮮半島南部

主な用途

庭植え

花期

3〜4月

【ヒサカキについて】

ヒサカキは、本州、四国、九州、琉球列島及び朝鮮半島南部に分布するモッコク科(ツバキ科)ヒサカキ属の常緑中高木です。名前の由来は、サカキでないとの意味で非榊という説や姫サカキが訛ったものとの説もあります。

サカキと比較すると茎葉とも小型で扱いやすいことや刈り込みにも耐えることから生垣にも利用され、庭木としてはサカキよりも多く植栽されています。

なお、ヒサカキはサカキよりも耐寒性がありすので、サカキの少ない地域は本種をサカキとして神事に使っているようです。

【栽培メモ】

ピンクの花が咲くベニヒサカキを鉢植えにしていますが、木が小さいうちから花が咲き出しました。鉢植えで育てている限りでは、成長はゆっくりです。

【育て方は下へ ↓ 】

【ヒサカキの概要】

樹高

山地の中では6〜7mほどになりますが、庭植えにすると2〜3mで収まるようです。

雌雄異株で帯黄白色です。ピンクの花が咲くベニヒサカキがあり、こちらも多く植えられています。

ヒサカキの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

サカキよりも耐寒性があります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Eurya・・・・・ギリシャ語の eury (広い)が語源です。
※ 広い花弁に由来します。

japonica・・・・・「日本の」

【主な種類と品種】

ホソバヒサカキやハマヒサカキがあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

4月ごろが植え付けの適期ですが、温暖地の場合、鉢植えの苗木であれば秋に植え付けても差し支えありません。

庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に三分の一程度の腐葉土若しくはバーク堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

ヒサカキの花

植え場所

本来は湿潤な半日陰地を好みますが、環境適応力が強く日当たりが少々悪い場所でも、また、日当たりのよい場所でもよく育ちます。

剪定

ヒサカキは萌芽力が強いので、剪定の時期は、春でも秋でも差し支えありません。枯れ枝や伸びすぎている枝などを切り取っていきます。

生垣として植えているヒサカキは、時期にこだわらず伸びすぎた枝を随時刈り込んでいきます。

肥料

幼木のときは2月ごろに寒肥を与えます。4〜5年もすれば、特に肥料を与えなくてもかまいません。

病気・害虫

カイガラムシが付くことがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップへ
一覧へ戻ります。一覧に戻ります。