ヒポシルタ

ヒポシルタの花
写真 ヒポシルタ
撮影時期 2009.1.4
栽培状況 鉢植え

科名・属名

イワタバコ科
ネマタンサス属

園芸分類

非耐寒性常緑小低木

別名

キンギョノキ
ヒポシルサ

原産地

ブラジル

用途

鉢植え

花期

5〜12月

【ヒポシルタについて】

ヒポシルタは、ブラジル原産のイワタバコ科ネマタンサス属の非耐寒性の小低木ですが、木と言うよりも宿根草に近い印象です。園芸店やホームセンターなどでときどき見かけますが、金魚のように見える花と光沢のある葉に特徴があります。

ブラジル原産で耐寒性がないので、通常は鉢植えで育てますが、室内に置けば冬を越します。また、株が大きくならないので、鉢植えにはうってつけです。

和名の「金魚の木」というのは、赤い花が金魚のように見えることからきています。

【栽培メモ】

夏の直射日光に当てなければ、栽培はそれほど難しくありません。霜の当たらない玄関先に置いていましたが、特に傷むことはなく、冬の間も花が咲いていました。

【ヒポシルタの概要】

ヒポシルタの花

樹高

園芸店やホームセンターでは、20〜0pほどのものをよく見かけますが、30〜50pにはなるようです。

オレンジ色の花が金魚に似ているところから、別名「金魚の木」とも呼ばれています。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 比較的強い

耐寒性は弱いですが、耐暑性はあります。ただし、夏の直射日光を嫌います。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Nematanthus gregarius

学名の説明

Nematanthus・・・・・ギリシャ語の nemat(糸)+ anthos(花)が語源です。

gregarius・・・・・「群生する」、「群れをなす」

【主な種類と品種】

一般によく見かけるオレンジの花が咲く品種のほか、下の写真のように葉の裏が鮮やかな品種も出回っています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 多湿にならないようにします。

※ 冬は霜の当たらないところに置きます。

植え付け

園芸店やホームセンターなどで花の咲いた株が売られていますので、これを買って育てます。耐寒性がないので、鉢や小型のプランターでの栽培になります。

購入した株の鉢が小さいときは、根鉢を崩さないようにして一回り大きい鉢に植え替えます。

ヒポシルタの花

鉢植えの用土

多湿を嫌いますので、水はけのよい用土に植えつけます。赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライトを7:2:1程度に混ぜた用土などが一例です。

置き場所

耐陰性が比較的強いので、春と秋は戸外の涼しい半日陰で育てます。西日が長く当たるところは避けた方が無難です。

日常の管理

多湿を嫌いますので、鉢土の表面が乾いてから水やりをします。

その一方、乾燥させ過ぎると、葉が落ちて株がダメになりますので、あまり乾燥させすぎないようにします。

夏の管理

夏場の直射日光を嫌いますので、夏場は風通しがよく、直射日光が当たらないところに置きます。高知の夏の暑さにもそれほど弱りませんので、耐暑性はさほど問題ありません。

冬の管理

耐寒性が弱いですが、関東以西の温暖地であれば玄関先など霜の当たらないところに置けば大丈夫です。ただし、特に寒さの厳しい日は室内に取り込みます。水やりは控えめにします、

ふやし方

挿し木で増やすことができます。

肥料

生育期間中に、夏と冬を除き、月に2回程度液肥を与えるか、緩効性の固形肥料を定期的に置肥します。

病気・害虫

特にありません。

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