ヒメハナビシソウ

ヒメハナビシソウの花
写真 ヒメハナビシソウ
撮影時期 2004.4.3
撮影場所 北川村の「モネの庭」にて

科名・属名

ケシ科
ハナビシソウ属

園芸分類

秋まき一年草

別名

エスコルチア
カリフォルニアポピー

原産地

カリフォルニア州

用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【ヒメハナビシソウについて】

ヒメハナビシソウ(姫花菱草)は、カリフォルニア州原産のケシ科の秋播き一年草です。ハナビシソウと比較すると草丈が低く、花も小さいですが、まとまって賑やかに咲きます。

もっとも、ハナビシソウほどは流通してなく、タネも手に入りにくいのが現状です。

【ヒメハナビシソウの概要】

草丈

20〜30cmほどです。

花径は2p程度で、淡黄色です。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 弱い

耐寒性がありますので、庭植えで冬を越します。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Eschscholzia caespitosa

学名の説明

Eschscholzia・・・・・ロシアの植物学者 エッショルツ(Eschscholz)に因みます。

caespitosa・・・・・「群生の」、「叢生の」

【主な種類と品種】

ハナビシソウは、こちらをご覧ください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

タネまき

咲き終わった株を引き抜いてみるとよくわかりますが、根が直根性です。当然、移植を嫌うタイプですのでので、9月中旬〜10月中旬にポットに直接播きします。直まきもできます。寒冷地は春播きになります。

ポットに播く場合は、2〜3粒ずつ播き、覆土はタネが隠れる程度にします。発芽後、徐々に間引いて、よい苗を1本残すようにします。

植え付け

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけの1週間ほど前に苦土石灰を1u当たり100〜150gほど撒いて耕しておきます。

本葉が5〜6枚になったら、花壇やプランターなどに定植します。

花壇に植える場合は、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。

ヒメハナビシソウの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

花壇に植えるときは20〜25pほどにします。60cmのプランターの場合は、3株ほど植え付けます。

植え場所・置き場所

乾燥には強いですが、過湿には弱いので、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

日常の管理

鉢やプランターは、過湿にすると根腐れを起こすことがありますので水やりに注意します。

花が終わると細長いサヤにタネがよくつくので、咲き終わった花を早めに取り除くようにします。

冬の管理

耐寒性は強いですが、花壇への植えつけが遅れた場合などは、不織布を掛けるなど軽く霜除けをすると安心です。

鉢やプランターは、霜の当たらない軒下などに置きます。

肥料

肥料はあまり必要としません。花壇に植える場合は、 化成肥料を1u当たり20〜30gほど施し、腐葉土(又はバーク堆肥)と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。

鉢やプランターに植える場合、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、春になったら追肥として液肥を2週間に1回程度施します。用土を調整したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、追肥として液肥を定期的に与えます。

病気・害虫

立枯病が発生することがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。