バウヒニア

バウヒニアの花
写真 ムラサキソシンカ
撮影時期 2024.5.3
栽培状況 鉢植え

科名

マメ科

属名

ソシンカ属
(ハカマカズラ属)

学名

Bauhinia acuminata

園芸分類

落葉低木

別名

バウヒニア、モクワンジュ

原産地

中国南部〜東南アジア

主な用途

鉢植え

花期

5月〜

【バウヒニアについて】

バウヒニアというのは、マメ科ソシンカ属(ハカマカズラ属)の非耐寒性の花木です。この属では、日本にもハカマカズラ(Bauhinia japonica)が紀伊半島や四国、九州、琉球列島などに分布しています。

ソシンカ属の中で、園芸として栽培されているのは、中国南部から東南アジア原産の白い花の咲くソシンカ(B. acuminata)や赤紫色の花が咲くムラサキソシンカ(B. purpurea)などです。

なお、この属の葉は丸い卵形ですが、折りたためるような形状で葉の先が大きく切れ込んでいます。ハカマカズラの和名も、この葉の形を袴(はかま)にたとえたものです。

【栽培メモ】

ムラサキソシンカの苗木を購入して、鉢植えで育てています。生育は旺盛で、1年で幼苗が1mを超えるほどになり、翌年の5月になって花が咲き始めました。ですので、開花までにはそれほど年数はかかりません。

落葉性というよりは半落葉性で、室内に入れてあったところ、春先には古い葉が枯れかけたようになりました。この葉は自然にはなかなか落ちないので、古い葉を早めに切り取って見栄えをよくしてやりました。

【育て方は下へ ↓ 】

【バウヒニアの概要】

樹高

2mほどになるようです。

【主な種類と品種】を参照

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐寒性が弱いので、沖縄などを除くと庭植えは困難です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ (冬の保温ができれば)比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Bauhinia・・・・・スイスの植物学者ガスパード・ガウヒン(Gaspard Bauhin)とジーン・ガウヒン(Jean Bauhin)への献名

acuminata・・・・・「先が鋭形になった」

purpurea・・・・・「紫色の」

【主な種類と品種】

ソシンカ
B. acuminata

その名のとおり、花径10pほどの白花が咲きます。

ムラサキソシンカ
B. purpurea

花径7pほどの赤紫色の花が咲きます。ただし、花色には個体によって色幅があります。

この他にも、単にバウヒニアと呼ばれる種間交雑種(B x blakeana)があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

耐寒性が弱いので、通常は鉢での栽培になります。購入した苗木が小さい鉢に植えられていて根詰まり気味のときは、根鉢を崩さないようにして一回り若しくは二回り大きな鉢に植え替えます。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土若しくはバーク堆肥を7対3程度にした用土などを使います。

置き場所

日当たりのよい場所で管理しますが、できれば、夏場は半日陰の方が水やりの回数が少なくてすみます。

バウヒニア

植え替え

2年に1回は植え替えをします。時期は、十分に暖かくなった4月中旬〜5月が適当です。

鉢から抜いて、表土と古い土を三分の一ほど落とし、一回り大きめの鉢に植え替えます。

鉢が十分に大きいため同じ鉢を使うときは、古い土を半分ほど落として植え替えます。

日常の管理

生育期には土が乾いたらたっぷりと水やりします。特に、夏場の水切れには注意します。

剪定

枝が伸びすぎたら、花が終わってから切り戻しておきます。

冬の管理

寒さに弱いので、室内に取り込みます。水やりは控えめにして、やや乾燥気味に管理します。

肥料

生育期間中は、定期的に固形の緩効性肥料を置肥します。

病気・害虫

カイガラムシが付くことがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップへ
一覧へ戻ります。一覧に戻ります。