パボニア |
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【パボニアについて】 |
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パボニアの名前で販売されているのはパボニア・インテルメディアで、本種は、タカサゴフヨウと、同属のムルチフローラ(P. multiflora)との種間交雑種だと考えられています。木はそれほど大きくならないので、鉢植えで育てることができます。 ところで、本種とタカサゴフヨウが同じ属のようには見えません。というのも、タカサゴフヨウは耐寒性もあり、日当たりのよいところで育ちますがパボニア・インテルメディアは耐寒性がなく、花の形もまったく異なっているからです。 【栽培メモ】 耐寒性がないことを除けば、栽培はそれほど難しいことはありませんでした。ただし、ワタフキカイガラムシが付きやすかったですが、たまたまだったのかもしれません。 |
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【パボニア・インテルメディアの概要】 |
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樹高 50cm〜1mほどでしょうか。鉢植えでは、それほど大きくはなりません。 花 花の赤い部分は本当の花ではなく、副萼片と呼ばれるところです。花期が長く、春から秋まで長期間花を楽しむことができます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性はありません。気温の低いところにおいておくと落葉して、そのままだと枯れてしまいます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:比較的やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Pavonia intermedia 学名の説明 Pavonia・・・・・スペインの園芸家 Don Jose Pavon への献名 intermedia・・・・・「中間の」、「中間にある」 |
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【主な種類と品種】 |
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アオイ科のヤノネボンテンカ属の仲間には、タカサゴフヨウがあります。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 過湿を避けるようにします。 植え付け 通常は、7月ごろに園芸店などに開花株が出てきますので、これを買って育てます。耐寒性がないので、鉢での栽培になります。 植えられている鉢が小さいときは、一回り若しくは二回り大きな鉢に植え替えますが、必要以上に大きい鉢は根腐れの原因になりますので避けるようにします。 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 置き場所 日射しが強くなる梅雨明け以降は、日陰〜半日陰で育てます。朝の少しの時間しか日が当たらないところに置いてありましたが、花付きにはさほど影響はありませんでした。 植え替え 2年に1回程度、4月中旬〜5月ごろに植え替えます。 鉢から抜いて、古い土を適宜に落として、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、少し多めに土を落として植え替えます。 日常の管理 過湿にすると、せっかく育てていた株がだめになることがありますので、少し乾燥気味に育てます。株が少し弱るほど乾燥させても、それで枯れることはありませんでした。 樹形が乱れてきたときは、植え替えるときに切り戻しをします。 冬の管理 耐寒性がありませんので、冬は、室内の暖かいところで管理します。水やりは控えめにします。 肥料 植えつけ、植え替え時に緩効性肥料を与えるとともに、生育期間中は、月に2回ほど液肥を与えるか緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 アブラムシ、カイガラムシが付くことがあります。 |
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