ハッカクレン

【ハッカクレンについて】

ハッカクレン（八角連）は台湾や中国原産のメギ科ミヤオソウ属の大型の多年草です。葉が八角になり葉の中心から葉柄が出ているところがハスに似ているからその名が付いています。

太い茎の先に２枚の葉を広げ、葉の下に赤褐色の花が咲きます。白花もあります。

【栽培メモ】

栽培は比較的容易だとも言われていますが、秋に植え付けをしましたのでこれから確認していきます。

【ハッカクレンの概要】

草丈

３０�p〜６０�pほどになります。

花

大きく開いた葉の下に花が咲きます。赤花と白花があります。

耐寒性・耐暑性

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の４区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

（未確認）

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の４区分)

学名

Podophyllum pleianthum

学名の説明

Podophyllum･････ギリシャ語の podos（足）＋ phyllon（葉）が語源です。

pleianthum･････「多花の」

【主な種類と品種】

２枚の葉のつけ根部に花が咲くものを台湾ハッカクレン、茎の途中に咲くものを中国ハッカクレンと呼んでいます。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

一般には、１１月頃に植え付けます。庭植えもできるのではないかと思われますが、強い日差しを嫌いますので鉢植えで栽培されていることが多いようです。

根がよく張りますので、鉢植えで育てる場合は、大きめの鉢を使います。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。赤玉土、鹿沼土、軽石砂を４：４：２程度に混ぜたものが一例です。

置き場所

芽出しの頃と秋は半日陰に、夏場は日陰に置きます。

植え替え

２年に１回の頻度で植え替えます。１１月頃が植え替えの適期です。

日常の管理

鉢土の表面が乾いてきたら、たっぷりと水やりします。

夏の管理

日差しを避けて、明るい日陰に置きます。夏場は鉢土が乾燥しやすいので水切れには特に注意します。肥料は与えません。

冬の管理

軒下など霜の凍らない場所に置きます。冬場でも水やりは忘れないようにします。

肥料

多肥を好み、肥培しないと花が咲きにくくなりますので、春の芽出し後、６月下旬、９月下旬の３回に分けて緩効性の固形肥料を置肥します。併せて、芽出しのころから休眠する前まで、夏場を除き、液肥を月２回ほど与えます。

病気・害虫

白絹病が発生することがあります。また、芽出しの頃にナメクジの食害に注意します。