パンパスグラス

パンパスグラスの花
写真 パンパスグラス
撮影時期 2023.8.28
栽培状況 庭植え

科名・属名

イネ科
シロガネヨシ属

園芸分類

宿根草

別名

シロガネヨシ

原産地

南アメリカ

用途

庭植え

花期

9〜10月

【パンパスグラスについて】

パンパスグラスは、南アメリカの温帯地域が原産のイネ科シロガネヨシ属の大型の宿根草です。この属にはニュージーランド、ニューギニア、南アメリカに23種が知られていますが、パンパスグラスとして栽培されているのは南アメリカの温帯地域に自生するセロアナ種です。

ススキを大きくしたような草姿をしていますが、ススキとは属が異なります。大型のものは草丈が3mほどになり、花穂も1m近くになります。

【栽培メモ】

今までスペースの関係で育てたことはありませんでしたが、ピンクの花穂の品種を苗から、そして、白の花穂の品種をタネを播いて育ててみまた。株の成長が早く、どちらも3年目になるとびっくりするほど株が大きくなり、草丈も3mほどにりました。8月になると花穂が一気に出てきました。

タネからでも栽培は容易でしたが、台風の強風が大敵です。なお、ピンクの品種は、下の写真のように一般的なピンクというような色にはなりませんでした。栽培環境によるものかも知れません。

【パンパスグラスの概要】

パンパスグラスの花

草丈

高さが2〜3mほどになりますが、1mほどの小型種もあります。

白やピンクの円錐花序を長く伸ばし、周囲を圧倒します。咲き始めは色が濃く、段々と淡い色になります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Cortaderia selloana

学名の説明

Cortaderia・・・・・「鋭利な」、「身を切るような」を意味するアルゼンチンの言語に由来します。

selloana・・・・・ 19世紀ドイツの植物学者、探検家で、南米で活動した Friedrich Sellow への献名

【主な種類と品種】

'ホワイトフェザー'

白い花穂の代表的な品種で、高さは3mほどになります。

'ピンクフェザー'

こちらも大型のパンパスグラスで、花穂が淡いピンクです。

ミニパンパスグラス

草丈が1mほどの小型の品種です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 株が大きくなりますので、植える場所にはそれなりのスペースが必要になります。

タネ播き

パンパスグラスは、通常は株分けしたものを植え付けることが多いですが、タネから育てることもできます。一般的には、3〜4号のポリポットに直接播きます。発芽は良好です。

生育がとても早く、播いて3年目になると大きな株になります。

植え付け

タネを播いて育てた場合は、ポットの底に根が回ったら定植します。苗を植えるなら5月ごろが適期です。大きくなりますので、通常は庭植えにしますが、小型の品種であれば大型の鉢で栽培できないこともありません。

パンパスグラスの花

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

大きくなりますので2mほどにします。小型種でも1mは必要です。

植え場所・置き場所

庭植え、鉢植えとも日当たりのよいところで育てます。

植え替え

鉢植えは、毎年、4月ごろに行います。

日常の管理

冬を越した株は、4月ごろに枯れた葉と花穂を切り取っておきます。

冬の管理

温暖地では、通常、霜除けは必要ありませんが、寒さの厳しい地域は株の周りをマルチするなどして霜除けをした方が安心です。

ふやし方

株分けのほか、タネを播いて育てることができます。

肥料

庭植えの場合は、肥料は必要ありません。

鉢植えも多肥にする必要はなく、春に緩効性の化成肥料を与える程度でかまいません。

病気・害虫

特にありません。

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