バコパ

バコパの花
写真 ブラテダルステラ
撮影時期 2018.3.4
栽培状況 苗購入後、鉢植え

科名・属名

ゴマノハグサ科
ステラ属

園芸分類

多年草

別名

ステラ

原産地

アフリカ、カナリア諸島

用途

庭植え、鉢植え

花期

11〜5月

【バコパについて】

バコパは、アフリカ、カナリア諸島原産のゴマノハグサ科ステラ属の多年草で、園芸店やホームセンターなどでは早春から開花株が出回ります。なお、バコパというのは旧属名に由来していて、新しい属名のステラとも呼ばれます。

以前は、白花で花も小さかったので、もっぱら寄せ植えなど利用されてきましたが、最近は、花のサイズも大きくなり、また、色合いの美しい品種が出回るようになりました。

【栽培メモ】

プランターで育てましたが、比較的耐寒性があり、花期も長いので長い間楽しめました。ただし、残念ながら耐暑性が弱いので、夏には枯れてしまいました。

ですので、関東以西の温暖地では一年草と考えればよいのではないでしょうか。長く楽しめ、値段も手ごろですので、一年草と割り切ればストレスになることもありません。

【バコパの概要】

バコパの花

草丈

草丈10pほどで、地を這うように育ちます。

花径1p足らずの小さな花がにぎやかに咲きます。花色は白が一般的ですが、淡ピンクや紫色の品種もあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 弱い

耐寒性は比較的ありますが、高温多湿が苦手です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Sutera hybrids

学名の説明

Sutera・・・・・「絹」のインドネシア語に由来します。

hybrids・・・・・「雑種の」

【主な種類と品種】

‘コピア ピンクタッチ'

淡いピンクの花で、よく分枝するので株のまとまりがよい品種です。(写真:下から2枚目)

ブライダルステラ
‘ディープパープル'

紫色の大きな花が咲く品種です。(写真:上から2枚目)

ブライダルステラ
‘ディープローズ’

これも大きな花で、ピンクの花色です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 夏場は株が蒸れやすいので、半日陰の風通しのよいところ置きます。

植え付け

早春から苗が出回っていますので、これを買って植え付けます。庭植えもできないことはありませんが、栽培環境が変えられるプランターでの栽培が適しています。

バコパの花

また、草丈が低く横に広がりますので、やや底の浅いボールプランターで栽培するのに向いています。

園芸店やホームセンターなどでは、ポリポットなどに植えられて販売されていることが多いので、こうした場合は、購入したら早めに植え付けます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

置き場所

日当たりのよいところを好みますが、半日陰でも育ちます。

日常の管理

過湿にならないようにし、鉢土の表面が乾いてきたら十分に水やりをします。

夏に向かうと枝が茂りますから、花がひととおり終わったら思い切って切り戻しをします。もっとも、温暖地の場合は、夏越しが厳しいと言えます。

夏の管理

梅雨時から夏場は株が蒸れやすいので、半日陰の風通しのよいところ置きます。

冬の管理

比較的耐寒性がありますが、霜に当てないように軒下などに置きます。水やりは少なくしますが、乾燥させすぎないように注意します。

バコパの花

ふやし方

挿し芽ができます。切り戻しをした茎を挿すと、よく発根します。

肥料

植え付け、植え替え時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、夏場を除き、生育期間中に2週間に1回程度の割合で液肥を与えるか、もしくは緩効性の固形肥料を定期的に置肥します。

市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。

病気・害虫

特にないようですが、夏場、蒸れて枯れることがよくあります。

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