バイモユリ |
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【バイモユリについて】 |
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バイモユリ(貝母百合)は、中国原産のユリ科バイモ属の秋植え球根で、フリチラリアの仲間です。 他のフリチラリアと同様、花がうつむき加減に咲きます。褐色の網目が花弁の内側に入るところからアミガサユリ(網笠百合)の別名がついています。 バイモ属の中には栽培が難しいものもありますが、バイモユリは関東以西の温暖地でも比較的容易に花を楽しむことができます。 【栽培メモ】 鉢植えで栽培したところ、寒いうちから茎が伸びて2月になって咲き始めました。また、球根が夏に腐ることもなく、翌年もよく咲いてくれました。 |
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【バイモユリの概要】 |
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草丈 30〜50cmほどになります。 花 一つの球根から2つ茎が伸びてきて、一つの茎に2〜4個の花が咲きます。花色は外側が淡いクリーム色で、内側は赤紫色の編目状の模様が入っています。 花はうつむき加減に咲き、平開しません。花径は3〜4cmほどです。 耐寒性・耐暑性
耐寒性があります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Fritillaria verticillata 学名の説明 Fritillaria・・・・・ fritillus(サイコロを入れる筒)が語源です。 verticillata・・・・・「輪生の」、「輪生葉を持つ」 |
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【主な種類と品種】 |
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小型のフリチラリアの仲間にはメレアグリスなどがあります。なお、クロユリもこの仲間ですが、耐暑性が弱く温暖地での栽培には向いていません。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 花壇に植えた場合は、毎年掘り上げて植え替えます。 植え付け 植え付けの時期は、9月下旬〜10月中旬ごろが適期です。花壇に植えても、鉢植えにしても楽しむことができます。 花壇に植えるときは、腐葉土やバーク堆肥を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの用土 市販されている球根用の培養土でもかまいません。赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥を等量に混ぜたものに植えましたが、特に問題なく育ちました。 植え付けの深さ 花壇に植える場合は5cm、鉢植えの場合は3cmほど球根の上に土がかかる程度に植えつけます。 株間 花壇に植える場合は10〜15pほど、鉢植えは6号鉢で5球程度が目安です。 植え場所・置き場所 花壇に植えるときは、夏は日陰になる落葉樹の下などが最適です。午前中に2〜3時間日の当たる場所に地植えしたこともありますが、問題なく育ちました。 鉢植えの場合は、風通しがよく、西日の当たらない半日陰になる場所に置きます。 植え替え 花壇に植えた場合は、毎年掘り上げて植え替えます。 鉢植えの場合は、2年に1回を目安に植え替えをします。時期は、新芽が動き出す前の9月中旬ごろが適当です。 日常の管理 過湿にすると球根が腐る原因になりますので、鉢植えの場合は鉢土の表面が乾いてから水やりをします。 花後は早めに終わった花を取っておきます。庭植の場合は、葉が黄色くなってきたら掘り上げます。 休眠期の管理 7月になると休眠期に入ります。花壇に植えた場合は植えっぱなしにせず、休眠期に入ったら毎年掘り上げます。 掘り上げた球根は、水洗いして日陰で乾燥させます。乾いたらバーミキュライトやピートモスを入れた袋の中に埋めて、秋の植え付け時まで冷涼な場所で保管しておきます。 鉢植えの場合は、休眠期に入ってもすぐに掘り上げなくてもかまいません。鉢に植えたまま雨の当たらない涼しい場所に置いて夏越しさせることができます。鉢土がよく乾いたら、ごく軽く水やりをします。 冬の管理 花壇に植えた場合、温暖地ではそのままで冬を越しますが、寒さの厳しいところは、軽く霜除けをします。 鉢植えの場合は、日当たりのよい軒下などに置いて育てます。 ふやし方 分球して増やすことができます。 肥料 多肥は避けた方が無難です。花壇に植えた場合は、花後に化成肥料を少し株元に与えます。 鉢植えの場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、地上部がある間に薄めの液肥を月に2〜3回与えます。 病気・害虫 特にはないようです。 |
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