ハツユキソウ(初雪草)

ハツユキソウの花
写真 ‘氷河'
撮影時期 2015.7.10
栽培状況 春播き後、庭植え

科名・属名

トウダイグサ科
トウダイグサ属

園芸分類

春まき一年草

別名

(特にありません)

原産地

北アメリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜8月

【ハツユキソウについて】

ハツユキソウ(初雪草)は、北アメリカ原産のトウダイグサ属の春播き一年草です。花は目立ちませんが、葉の周りに雪が降ったように白い覆輪が入ります。暑くなってくる時期に涼しげな印象を与えますのでよく栽培されています。

なお、この属には様々な種類がありますが、ハツユキソウに形質がよく似た種類としては、ショウジョウソウ(猩々草)があげられます。

【栽培メモ】

タネが大きく育苗はすこぶる簡単でした。花壇にまとめて植えてみましたが、初夏に涼しげな葉色はなかなかいいものです。

【ハツユキソウの概要】

ハツユキソウの花

草丈

60〜80pほどになります。

花は小さく目立ちません。一般には、6〜8月に上葉が白の覆輪になる品種が栽培されています。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強いですが、耐寒性はありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Euphorbia marginata

学名の説明

Euphorbia・・・・・ローマ時代の医師 Euphorbus への献名

marginata・・・・・「縁どりした」、「縁のある」

【主な種類と品種】

氷河

葉に白色の覆輪が入る品種です。

黄河

葉が秋に黄色から紅色になります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 植え付け後、摘心をして枝数を増やすようにします。

タネまき

発芽適温は20度程度ですので、4中旬〜5月に播きます。種子が大きく、管理が楽なので直播きができますが、ポットに播いて育苗し、定植してもかまいません。

直播きするときは、25〜30p間隔に3粒ほど播きます。覆土は1pほどにします。

ポットに播く場合は、2〜3粒ずつ播きます。発芽したら徐々に間引きをして1本にして、苗を育てます。発芽した苗が少なかった場合は、二本以上発芽した苗を丁寧に別のポットに分けてやれば、問題なく育ちます。

ハツユキソウの花

植え付け

ポットに播いて育てた場合は、根がポットに回ったら花壇やプランターなどに定植します。

花壇に植える場合は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

25〜30pほどの間隔にします。60cmの標準のプランターの場合は2〜3株程度植え付けます。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けますが、夏場あまり乾燥しすぎないところが最適です。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

植え付け後、摘心をして枝数を増やすようにします。摘心をしないままですと、草丈が高くなって草姿が悪くなり、株が倒伏しやすくなります。

なお、摘芯をしたときに出てくる乳白色の汁液に直接触れると、かぶれることがありますので注意します。

風雨で株が傾くことがありますので、ときどき根際に土寄せしてやります。ひどく傾いたときは、土寄せに併せて支柱をして傾きを直してやります。

ふやし方

翌年も栽培するのであれば、タネを採っておきます。

肥料

花壇に植える場合は、定植するときに化成肥料を1u当たり50gほど施します。直播の場合は、あらかじめ有機質肥料を入れておきます。追肥は特に必要ありません。

鉢やプランターに植える場合は、元肥として緩効性の化成肥料を施し、追肥として月に2回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。

病気・害虫

発芽後に、葉をカタツムリやナメクジに食べられることがありますので専用の薬剤を播いておけば安心です。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。