ナンテン

ナンテン
写真 ナンテン
撮影時期 2022.12.10
栽培状況 庭植え

科名・属名

メギ科
ナンテン属

園芸分類

常緑低木

別名

ナンテンチク(南天竹)

原産地

日本、中国など

用途

庭植え

花期

11月中旬〜12月(鑑賞時期)
花は6月頃

【ナンテンについて】

ナンテン(南天)は、日本の中部以南、そして中国などに自生するメギ科ナンテン属の1属1種の常緑(半常緑)の低木です。漢名「南天燭」の略とされていますが、「難を転ずる」ということから縁起がよいとされる木のひとつです。

迷信といえばそれまでですが、初夏に白い花が咲き、晩秋には赤い実が目立ってきて、冬の間、鑑賞できることから、昔から玄関先などによく植えられてきました。

【栽培メモ】

庭植えにしていますが、生育は比較的ゆっくりで、それほど場所を取りません。

【ナンテンの概要】

オタフクナンテン

樹高

矮性種もありますが、一般には1.5〜2mほどで、株立ちの樹形になります。

花は鑑賞の対象にはされませんが、初夏に白い花が咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性があり庭植えができます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Nandina domestica

学名の説明

Nandina・・・・・日本語の「ナンテン」に由来します。

domestica・・・・・「栽培された」、「馴化された」

【主な種類と品種】

実付きのよい‘森清1号’のほか、矮性で実の付かないオタフクナンテン(写真:中)などがよく栽培されます。また、果実の白いシロナンテンもあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 剪定をするなら3月頃に行います。

植え付け

3月中旬〜4月が植え付けの適期ですが、9月頃でも可能です。

苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に三分の一程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

庭に植えられることが多いですが、鉢植えでも育てられます。

鉢植えの用土

ナンテン

赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所

ナンテンは比較的日陰にも強いですが、実付きをよくするなら、半日陰程度で水はけのよいところに植え付けます。西日が長く当たるようなところは避けた方が賢明です。

鉢植えも、午後は日陰になるようなところに置きます。

植え替え

鉢植えは、2年に1回程度の間隔で植え替えます。

剪定

ナンテンは、それほど手を加える必要はありませんが、放任すると雑然としてきますので、幹を5〜7本程度にした方がすっきりします。

そこで、一度花芽を付けた枝は3年ほどは実を付けませんので、そうした枝を根元から切り取ります。また、枯れ枝や充実していない枝も根元から切り取ります。時期は3月頃に行います。

また、長くなりすぎた枝は、短く切り詰めると、そこから枝が出てきます。なお、オタフクナンテンは、ほとんど剪定の必要はありません。

肥料

油かすと骨粉を等量混ぜたものを2月に株元に与えます。

病気・害虫

カイガラムシが付くことがあります。

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