ニリンソウ

ニリンソウの花
写真 ニリンソウ
撮影時期 2016.3.26
栽培状況 鉢植え

科名・属名

キンポウゲ科
イチリンソウ属

園芸分類

宿根草

別名

ガショウソウ

原産地

日本、中国東北部、サハリン

用途

庭植え、鉢植え

花期

3〜4月

【ニリンソウについて】

ニリンソウ(二輪草)は、日本、中国東北部、サハリンが原産のキンポウゲ科イチリンソウ属の宿根草です。イチリンソウの仲間にはイチリンソウ、ニリンソウ、サンリンソウ、アズマイチゲ、キクザキイチゲなどが栽培されていますが、その中でもニリンソウは比較的育てやすいと言えます。

ニリンソウの葉は山菜として食べれるようですが、トリカブトの若葉に似ていることから間違ってしまうことがあるようです。十分な知識がないと山菜取りの対象にするのは避けた方が無難です。

【栽培メモ】

鉢植えで育てたところ、比較的よく育って花が咲いてくれましたが、植え替えをしなかったため水はけが悪くなったのか、はたまた、温暖化のせいなのか、夏を乗り越えることができませんでした。

【ニリンソウの概要】

草丈

15〜20cmほどになります。

花径2cmほどの白い花が咲きます。名前のように1本の茎から2輪ずつ咲きますが、必ずしも2輪咲くわけではなく1輪や3輪咲くこともあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い

耐寒性は強いですが、夏の暑さが苦手です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

(関東以西の温暖地では)やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Anemone flaccida

学名の説明

Anemone・・・・・ギリシャ語の anemos(風)に由来します。

flaccida・・・・・「やわらかい」、「柔軟な」

【主な種類と品種】

変種としてウスベニニリンソウやオトメイチゲなどがあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 鉢植えは、市販の山野草培養土など水はけのよいものを使います。

植え付け

記憶が定かではないですが、園芸店やホームセンターなどでは、あまり見かけることがないように思います。株分けしたものを植えつけるなら10月ごろが適期ですが、ポット苗なら春でも問題はありません。

種苗会社などから苗を購入する場合は、ポット苗に植えられている場合がほとんどですので、早めに鉢や小型のプランターなどに植え付けます。

鉢植えの用土

市販の山野草培養土あるいは赤玉土と腐葉土を7対3程度に混ぜた用土などに植え付けます。

ニリンソウの花

植え場所・置き場所

鉢植えの場合は、春先から開花までは日当たりのよいところに置きますが、花が終わったら、半日陰になるところに移します。

庭植えの場合は、落葉樹の下が適しています。

植え替え

植え替えは、10月ごろに株分けを兼ねて行います。温暖地の場合、毎年、植え替えをしないと、どうしても水はけが悪くなってくるので、毎年植え替えた方がよいと思われます。

日常の管理

やや湿り気のある所を好みますので、鉢植えの場合、鉢土をあまり乾かさないようにします。休眠中は、多湿にならないよう水やりは軽めにします。

夏の管理

ニリンソウは夏は休眠しますが高温が苦手ですので、できるだけ涼しいところに置きます。

冬の管理

極端な寒さを嫌いますので、鉢植えは霜の当たらない軒下などに置くようにします。水やりは少なくしますが、乾燥させすぎないようにして、鉢土が乾いたら軽く水やりをします。

ふやし方

植え替えの時に株分けで増やすことができます。

肥料

山野草ですが、肥料を与えた方がよく生育します。植え付け時に緩効性の肥料を与え、花後から休眠する前まで、2週に1回程度液肥を与えます。

病気・害虫

ナメクジの食害を受けることがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。