ニーレンベルギア |
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【ニーレンベルギアについて】 |
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ニーレンベルギアは、アルゼンチンなどに約30種が自生するナス科ギンパイソウ属(アマモドキ属)の多年草、一・二年草です。この属の中では、ギンパイソウ(N. repens)がおなじみですが、ギンパイソウ以外でよく栽培されているのは、アルゼンチン原産のカエルレア種(N. caerulea)やアマダマシと呼ばれるスコパリア種(N. caerulea = N. frutescens)の園芸品種のほか、種間交配種も育成されています。 タネから育てることもでき、種苗会社のカタログなどにも載っています。比較的耐暑性はありますが、関東以西の温暖地で栽培すると、一・二年草、もしくは短命な宿根草と考えるべきかと思われます。 【栽培メモ】 タネから育てても比較的栽培は容易で、十分花を楽しむことができました。秋まきの場合、翌年の春に花が咲く種類もありますが、翌々年の方が、より株が充実して見応えのある品種もあります。上の 'モンテブランコ' や 'パープルローブ' は翌々年に写したものです。 |
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【ニーレンベルギアの概要】 |
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草丈 草丈は10〜30pほどで、いずれも、草丈が低いので、プランターなどにも適しています。 花 (主な品種を参照してください。) 耐寒性・耐暑性
耐寒性があり、耐暑性も比較的強いです。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Nierembergia 学名の説明 Nierembergia・・・・・スペインの J.E.Nieremberg への献名 caerulea・・・・・「青色の」 scoparia |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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タネまき 発芽適温が20度前後ですので、4月上旬〜4月中旬に播きます。春まきの場合は開花が翌年になります。 温暖地の場合は、9月中旬〜10月上旬頃に播くことができます。ただし、初期の苗の成育がゆっくりですので、フレームやビニールハウスなどで苗を育て、春になって定植することになります。ですので、こうした設備がない場合は、無理に秋播きにせず、春播きにした方が無難です。 育苗箱若しくはピートバンに播きます。タネは細かいので覆土はせず、発芽まで底面給水をします。 発芽後の成育が緩慢ですので、本葉が3〜4枚のころに、まずは2号(6cm)ポットに植え替えます。 2号ポットの底に根が回ったら3号(9cm)ポットに植え替えます。秋まきの場合は、春まで苗を育てますので苗の生育が早い場合は4号(12cm)ポットに植え替えます。 植え付け 酸性の土壌を嫌うので、庭植えの場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。 春まきの場合は、ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。秋まきの場合は、3月以降に定植しますが、早い時期に定植したときは、遅霜に備えて不織布でトンネルをしておくと安全です。 定植の際、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。 鉢植えの用土 鉢やプランターに植える場合は。市販の草花培養土あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 20pほどの間隔とします。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。耐暑性はありますが夏の高温多湿をやや嫌いますので夏の西日がさえぎれるところが最適です。 鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てますが、夏場は半日陰に移します。 日常の管理 乾き気味でよく育ちますので、鉢やプランターで育てる場合は、水のやり過ぎには注意し、土の表面が乾いたら、たっぷりと与えます。 定植後、花芽のない枝先をピンチして枝数を増やします。 ひととおり花が終わった後、3分の1ぐらいのところでカットして追肥をすると、また咲いてくれます。 冬の管理 比較的耐寒性がありますが、秋あるいは春先に花壇に定植したときは、霜に当たると傷みますので不織布でトンネルをするなどして霜除けをすると安全です。 鉢やプランターに植えた場合は、軒下などに置きます。 肥料 花壇に植える場合は、植え付け時に化成肥料を1u当たり50gほど入れ、後は株の状態を見て、必要なら追肥として3月に化成肥料を株元に施します。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、2週間に1回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。 病気・害虫 乾燥気味のときは、ハダニに注意します。 |
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