テロペア

テロペアの花
写真 テロペア・スペキオシッシマ
撮影時期 2014.4.27
撮影場所 淡路島の夢舞台にて

科名・属名

ヤマモガシ科
テロペア属

園芸分類

常緑低木

別名

ワラタ

原産地

オーストラリア

用途

鉢植え、庭植え

花期

4月〜5月

【テロペアについて】

テロペアは、花径が10cmほどの真っ赤な花を咲かせるオーストラリア原産のヤマモガシ科の常緑低木です。 属名は、ギリシャ語の Telopos からきています。意味は「遠くから見える」で、赤い花が遠くからも目立つことに由来しています。

この属には4種ほどあるようですが、通常、よく見かけるのはここで取り上げているスペキオシッシマ(T. speciosissima)です。写真は、淡路島の夢舞台で庭植えにされていたものですが、とてもきれいに咲いていました。

【栽培メモ】

テロペアの真っ赤な花は大変魅力がありますので、スペキオシッシマの苗木を購入しましたが、軒下に置いてあったところ強い寒波のため成育が悪くなりましたが、鉢に植え付けて間がなかったため寒さが堪えたようです。

次に購入した苗は、鉢植えにして冬場は室内に入れて育てています。今のところ、特に問題なく育っていますが、生育はゆっくりです。

【テロペア・スペキオシッシマの概要】

樹高

2〜3mになります。

花径10cmほどの真っ赤な花が咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 やや弱い

耐寒性はそれほど強くないので、庭植えできるところは温暖地の中でも霜の降りないところに限られると思います。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Telopea speciosissima

学名の説明

Telopea・・・・・ギリシャ語の telopos (遠くから見える)が語源です。

speciosissima・・・・・「最も美しい」、「最もきれいな」

【主な種類と品種】

苗木として販売されているのは赤花ですが、白い花もあるようです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

以下は、鉢植えでの栽培について記載しています。

植え付け

春に苗木が売られていることがありますので、これを買って育てます。園芸店やホームセンターなどで手に入らないときは、種苗会社のカタログやネットなどで購入します。

耐寒性がそれほど強くないこととから、一般的には、鉢植えでの栽培になります。

購入した株の鉢が小さすぎて根詰まり気味のときは、根鉢を崩さないようにして大きい鉢に植え替えます。

テロペアの花

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライト(川砂)を6:3:1程度に混ぜた用土が一例です。

置き場所

夏場を除き、日当たりのよいところで育てます。また、梅雨時や長雨が予想されるときは雨の当たらない場所に移します。

日常の管理

過湿を嫌いますので、鉢土の表面が乾いてから水やりをします。

剪定は、花が終わってから行います。

夏の管理

高温多湿を嫌いますので、夏場はやや乾燥気味に管理します。また、強い日差しは避けるようにして、午前中だけ日が当たるようなところに置きます。

また、乾燥させすぎるとダメージが大きいので、水やりを忘れないようにします。

冬の管理

耐寒性はそれほど強くはありませんので、関東以西の温暖地では霜の当たらない軒下に移します。ただし、植え付け後で十分に根を張っていない株や、特に寒い日は室内に取り込んだ方が安全です。水やりは少なくします。

肥料

花後と秋に少量の緩効性の固形肥料を与えますが、リン酸分の少ないものが適しています。

病気・害虫

特にはないようです。

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