トリトマ |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
【トリトマについて】 |
|||||||||||||||||||
トリトマは、南アフリカのケープ地方原産のススキノキ科シャグマユリ属の宿根草で、大型のオオトリトマ(Kniphofia uvaria)と小型のヒメトリトマ(K. triangularis)の二種類があります。園芸品種の多くは、二つの種間交配種から育成されたものです。 なお、トリトマというのは旧の属名からきています。和名はシャグマユリで、英名は花の形からトーチリリーといいます。 あまり見かけることの少ない花で、繊細さとは無縁かもしれませんが、力強い花で印象に残ります。花は下から段々と咲き上がっていきます。下の写真は、国道沿いに植えられていたものをちょうど見つけて写したものです。花茎が背丈ほどもあり迫力がありました。 【栽培メモ】 耐寒性、耐暑性があり育てやすい宿根草で、一年ごとに株が大きくなりよく咲いてくれました。もっとも、大株になり株分けをせざるを得なくなりましたが、植え広げる場所がなかったのが残念でした。 |
|||||||||||||||||||
【トリトマの概要】 |
|||||||||||||||||||
草丈 60〜150pほどです。 花 オオトリトマは、花茎を1m以上に長く伸ばし、そのうえに15〜25pの花穂をつくり、細長い筒状の花をびっしりとつけます。ヒメトリトマの花茎は60〜80pほどでオオトリトマほどは伸びません。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性があります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Kniphofia spp. 学名の説明 Kniphofia・・・・・18世紀の植物学者 Johann Hieronymus Kniphof に因みます。 uvaria・・・・・「ブドウの房のような」 triangularis・・・・・「三角の」、「三角形の」 |
|||||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
|||||||||||||||||||
栽培のポイント ※ 庭植えの場合は、株が混みあってきたら、株分けを兼ねて植え替えます。 植え付け 通常は、春に植えつけます。ただし、温暖地の場合は、株分けした苗を秋に植えつけることもできます。最近は園芸店やホームセンターなどでも見かけるようになってきました。高性種は株が大きくなりますので鉢植えでは窮屈になります。 花壇に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 根がよく張りますので、鉢植えで育てるなら大きめの鉢が適しています。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 日当たりと水はけのよいところであれば、土質を選びません。 鉢やプランターで育てる場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。 株間 庭植えの場合は、年々株が大きくなりますので50〜60pほどに広く取ります。詰めて植えると、その分、植え替えの時期が早くなります。 植え替え 庭植えの場合は、4〜5年植えっぱなしにしていると、株が混みあってきて花茎の立ち上がりも少なくなってきますので、株分けを兼ねて植え替えます。 鉢植えは、毎年植え替えないと根詰まり気味になりますので、一回りもしくは二回りほど大きい鉢に植えるか、株分けをして植え替えます。 時期は3月頃が適期ですが、温暖地では9月下旬〜10月上旬頃に植え替えても差し支えありません。 秋の植え替えは、時期が遅くならないようにし、葉を二分の一〜三分の一ほど切り詰めてから、株分けして植えつけます。 日常の管理 花の終わった花茎をそのままにしておくと、見た目もよくないので早めに切り取っておきます。 冬の管理 耐寒性がありますので、温暖地では、霜除けをしなくても冬を越します。 ふやし方 植え替えの際、株分けをして増やすことができます。 細かく分けても、案外よく根付きますが、開花まで時間がかかるので3芽程度に分けて植えつけます。 肥料 庭植えの場合は、植え付けのときに緩効性の化成肥料を与え、後は春と秋に緩効性化成肥料を追肥します。 鉢植えの場合は、植え付けのときに緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、生育期に定期的に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 アブラムシがついてたら、オルトランなどで駆除しておきます。 |
|||||||||||||||||||
このページのトップに戻ります。一覧に戻ります。 |