トリテレイア |
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【トリテレイアについて】 |
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トリテレイアは、そのほとんどがカリフォルニア州の原産のキジカクシ科の秋植え球根です。なお、ブローディアと呼ばれることがありますが、これは旧属名からきています。最近は、今の属名のトリテレイアと呼ばれることが増えてきています。 それほど栽培されることは多くないようですが、一度植えると自然に球根が増えてくれますので、毎年花を楽しむことができます。花は小さいですが、たくさん咲いてくれますので、まとめて植え込むと一段と見栄えがします。惜しむらくは花期が遅いことで、いろいろな花が咲いた後になって開花します。 【栽培メモ】 もっぱらプランターに植えて育てていますが、秋植え球根としては開花時期が遅いため、気長に付き合う必要があります。とは言え、丈夫な球根植物ですので、栽培は簡単です。上の写真のように密植して植えつけると、一段と見栄えがします。 |
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【トリテレイアの概要】 |
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草丈 30〜50p程度になります。 花 花径は細いですが丈夫で、ひとつの花茎の先に12〜20輪の花が上向きに咲きます。花色は、白、ピンク、紫などがあります。 切り花としても利用できます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は比較的強いですが、特に寒いときは霜除けをすると安心です。夏は休眠します。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Triteleia spp. 学名の説明 Triteleia・・・・・「完全な3つ」が語源です。これは、花の各器官が3の倍数になっていることに因みます。 laxa・・・・・「緩い」、「たるんだ」 californica・・・・・「カリフォルニアの」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 関東以西の温暖地であれば、庭植えができます。ただし、寒さに厳しいときは、軽く霜除けをします。 植え付け 10中旬〜11月上旬が植え付けの適期です。耐寒性は比較的あるものの鉢やプランターが適しています。温暖地の場合は庭植えも可能です。 花壇に植えるときは、植えつけの前に苦土石灰を撒いて庭土に混ぜておきます。植え付ける際は、深さ20〜30cmほど庭土を掘り起こし、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)入れて、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。
鉢植えの用土 鉢やプランターで育てる場合は、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜた用土などが一例です。 植え付けの深さ 花壇に植える場合は3〜4cmほど、鉢やプランターで育てる場合は、2〜3cmほど土が被る程度に植え付けます。 株間 花壇に植える場合は5〜7cmの間隔に、鉢植えは5号鉢に4〜5球程度を目安にします。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。 植え替え 花壇に植える場合は、水はけがよく、夏は日陰になるようなところに植えてあれば植えっぱなしでよく、毎年掘り上げる必要はありません。株が混みあってきたら、休眠期に掘り上げて秋に植え替えます。 ただし、水はけがよくないところに植えた場合は毎年植え替えるようにします。 鉢やプランターに植えた場合は毎年もしくは2年に1回、小さな鉢に植えたときは毎年植え替えます。 日常の管理 過湿を嫌いますので、鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いてから水やりをします。 球根の肥大を図るため、花ガラは早めに切り取ります。 冬の管理 耐寒性は比較的ありますが、強い霜に当たると傷みますので、花壇に植えた場合は、特に寒さが厳しいときは不織布を掛けるなど霜除けをした方が安全です。 鉢植えの場合は、日の当たる軒下などに移動します。 休眠期の管理
トリテレイアは、6月に花が咲き終わったらすぐに休眠期に入ります。花壇に植えている球根を植え替えるときは、花後に掘り上げて、水洗いしたのち、乾燥させて風通しのよい場所で秋まで保管します。 鉢植えの場合は、葉が黄色くなってきたら水やりを中止し、秋まで雨の当たらない日陰に置きます。 肥料 花壇で育てるときは、植え付け時には肥料を与えず、植え付け後に緩効性の化成肥料を与えます。後は、4月頃に追肥として緩効性の化成肥料を与えます。 鉢やプランターで育てる場合も、植え付け後に緩効性の化成肥料を置肥します。後は、4月中旬〜5月頃に液肥を2週間に1回程度与えます。 病気・害虫 水はけのよくないところに植えると白絹病が発生することがあります。 |
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