ツタギク

ツタギクの花
写真 ツタギク
撮影時期 2000.12.10
栽培状況 鉢植え(ホームセンターにて)

科名

キク科

属名

デライレア属

学名

Delairea odorata

園芸分類

多年草

別名

セネシオ・ミカネオイデス

原産地

南アフリカ

主な用途

鉢植え

花期

11〜12月

【ツタギクについて】

ツタギクは、南アフリカ原産のキク科デライレア属のつる性の多年草です。以前はノボロギク属(Senecio)に分類されていましたので、セネシオ・ミカネオイデスとも呼ばれますが、今は、ノボロギク属からデライレア属(Delairea)に移され D. odorata とされています。

ノボロギク属にはいろいろな植物が含まれていますが、この属のキオン(S. nemorensis)と比較しても、ツタギクはその名のとおりつる性であることなど、形質は相当に異なります。

晩秋から初冬にかけて、写真のように黄色い花が賑やかに咲きますので、なかなか魅力がありますが、園芸店やホームセンターなどで見かけることはほとんどありません。

【栽培メモ】

ずいぶんと前にホームセンターで一度見かけましたが、そのときは、何かの都合で購入しなかったように記憶しています。入手したら、追記していきます。

【育て方は下へ ↓ 】

【ツタギクの概要】

草丈

つる性で、現地では5mほどに伸びるようです。

黄色の花が一度に咲きます。種小名からすれば花には芳香があるようですが、未確認です。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性はありますが、耐寒性は弱く、霜に当てると傷みます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

(※ 未確認)

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Delairea odorata

学名の説明

Delairea・・・・・ 19世紀フランスのガーデナー Eugene Delaire への献名

odorata・・・・・ 「芳香のある」

【主な種類と品種】

この属で栽培されているのは本種だけのようです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 冬は室内で育てます。

植え付け

通常は、11〜12月頃に園芸店やホームセンターなどで開花株が販売されていることがありますので、これを買って育てることになります。耐寒性が弱いので鉢での栽培になります。

購入した株の鉢が小さく、根詰まり気味のときは、根鉢を崩さないようにして一回り大きい鉢に植え付けます。

ツタギクの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

置き場所

秋から春は日当たりのよいところで差し支えないですが、夏は半日陰になるところに置きます。

植え替え

4月になったら植え替えをします。

日常の管理

つる性ですのでアンドン仕立てにして育てるのが一般的です。つるが伸びるにつれて誘引していきますが、伸びすぎたら、適宜に切り戻しをします。

もっとも、秋になったら切り戻しはしません。いつまでも続けていると、花を見ることができなくなります。

冬の管理

耐寒性が弱いうえに花が咲く時期が遅いので、寒くなってきたら室内に取り込みます。水やりは、やや控えめにします。

肥料

生育期間中、緩効性の固形肥料を定期的に置肥します。

病気・害虫

特にはないようです。

ページのトップに戻ります。このページのトップへ
一覧へ戻ります。一覧に戻ります。