ツキヌキニンドウ |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
【ツキヌキニンドウについて】 |
|||||||||||||||||||
ツキヌキニンドウはスイカズラ属の仲間で、漢字で書くと「突抜忍冬」となります。スイカズラ(Lonicera japonica)は東北地方以南の山野に自生しているのに対して、こちらは北米原産で、日本には明治時代に入ってきています。学名の種小名は「常緑の」いう意味ですが、半常緑で、冬でもすっかりを落とすということはありません。 なお、この属のハニーサックル((Lonicera periclymenum )には甘い香りがありますが、ツキヌキニンドウには香りがありません。 蛇足ですが、ツキヌキニンドウの「ツキヌキ」は、葉が楕円形になっており、その中から花梗が突き抜けたように見えるところからきています。また、ニンドウ(忍冬)とは、冬でも落葉しないスイカズラのことです。 【栽培メモ】 庭植えにしていますが、丈夫でよく育っています。耐寒性が強く、12月になっても花を付けていることがあります。 |
|||||||||||||||||||
【ツキヌキニンドウの概要】 |
|||||||||||||||||||
樹高 つる性でよく伸びます。半常緑ですが、寒さの厳しいところでは冬に落葉します。葉が楕円形の特徴ある形をしています。 花 筒状の花を咲かせます。赤色の花を花をよく見かけますが橙色もあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性ともつよく、育てやすい植物です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Lonicera sempervirens 学名の説明 Lonicera・・・・・16世紀のドイツの植物採取家 A.Lonitzer への献名 sempervirens・・・・・「常緑の」 |
|||||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
|||||||||||||||||||
ロニセラは、こちらをご覧ください。 |
|||||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
|||||||||||||||||||
栽培のポイント ※ ツルが伸びるにしたがって、枝を誘引をしていきます。 植え付け ツルがよく伸びますので、庭植えにしてアーチやフェンスに絡ませて栽培しますが、大型の鉢を使えば、アンドン仕立てにして栽培できます。 植え付けは、3〜4月ごろが適期ですが、ポットや鉢に植えられている場合は、遅くならなければ秋に植えても差し支えはありません。 庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えで育てる場合は、アンドン仕立てにして、だんだんと鉢を大きくしていきます。 鉢植えの用土 丈夫ですので、さほど用土は選びませんが、赤玉土、鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)を4:3:3程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢に植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。夏場は、できれば半日陰に置いて鉢が乾きすぎるのを防ぐようにします。 植え替え 鉢植えの場合は、鉢が小さいときは毎年、大きめの鉢やプランターに植えているときは2年に1回を目安に植え替えをします。 鉢から抜いて、表土と根鉢の三分の一ほど土を落として、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、もう少し多めに古い土を落として植え替えます。 日常の管理 ツルが伸びるにしたがって、枝を誘引をしていきます。 剪定 混みあった枝や不要な枝を切り詰めます。 冬の管理 耐寒性がありますので、鉢植えも戸外で冬を越します。 ふやし方 挿し木でふやします。7月ごろに鹿沼土などに挿します。 肥料 春先と花後に緩効性の化成肥料を施します。鉢植えの場合は、生育期の春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 特にありません。 |
|||||||||||||||||||
このページのトップに戻ります。一覧に戻ります。 |