ダンギク(段菊) |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
【ダンギクについて】 |
|||||||||||||||||||
ダンギク(段菊)は、キクという名前が付いていますが、中国と日本が原産のクマツヅラ科カリガネソウ属の宿根草です。落葉低木に分類されることもあります。花の付き方に特徴があり、段になって咲くことが名前の由来です。 英名は bluebeard で、「青ひげ」と訳すとセンスがないのですか、ブルーと付いているように通常は青い花をよく見かけます。そのほかに白や桃色の花が咲くものもあります。 丈夫な宿根草で、温暖地では庭の隅に植えておけば、毎年花が楽しめます。また、花が少なくなる9月になって咲き始めますが、秋に似つかわしい落ち着いた色合いです。 園芸店やホームセンターなどで、ポット苗を買って育てることが多いですが、タネから育てることもできます。 【栽培メモ】 タネを春に播いて栽培したところ、栽培は簡単でした。その年は、貧弱な花しか咲きませんでしたが、2年目になると上の写真のようによく咲いてくれました。 |
|||||||||||||||||||
【ダンギクの概要】 |
|||||||||||||||||||
草丈 草丈は、70〜80p程度になります。 花 花は、小さな青紫の花が集まって花穂をつくり、それが段になって咲くところからその名前が付いています。 花色は青紫が一般的ですが、白花や桃色もあり、カタログなどでは一緒に売られています。 耐寒性・耐暑性
暑さには強いですが、寒さに少し弱いので、寒地では露地植えでの冬越しは困難のようです。 私の住んでいる香南市野市町周辺では、冬の寒さは問題ありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Caryopteris incana 学名の説明 Caryopteris・・・・・ギリシャ語の karyon(クルミ)+ pteron(翼)が語源です。 incana・・・・・「灰色の」、「微白色の」※ 葉の色合いに由来します。 |
|||||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
|||||||||||||||||||
青紫の品種が一般的ですが、白や桃色もあります。 |
|||||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
|||||||||||||||||||
栽培のポイント ※ そのまま育てるとあまり分枝しませんので、15〜20cmほど伸びたら摘芯をします。 タネまき 苗を買って育てるのが一般的ですが、タネも販売されていますので、タネから育てることができます。秋まきもできないことはありませんが、春まきのほうがよい結果が得られました。。 発芽適温は20度前後ですので、4月上旬〜下旬頃がタネまきの適期です。育苗箱に播き、薄く覆土します。 発芽後、本葉が3〜4枚になったら、ポリポットに植え替えて苗を育てます。 植え付け タネから育てた場合は、ポットの底に根が回ったら花壇やプランターに定植します。 庭に植える場合は、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3〜4割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 以前に、夏に白絹病が発生したことがあります。ですので、水はけのよいところに植え付けることが大切です。気になる場合は、水はけをよくするため、少し盛り土をして、そこに植え付けたほうが無難です。 鉢やプランターで育てる場合は、園芸店やホームセンターなどに苗が出てきますので、これを買ってきて鉢やプランターに植え付けるのが手っ取り早い方法です。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。 植え替え 花壇に植えた場合は、3〜4年すると株が混みあってきますので、4〜5月ごろに株分けを兼ねて植え替えます。 根がよく張りますので、鉢植えは毎年植え替えます。 日常の管理 そのまま育てるとあまり分枝しませんので、15〜20cmほど伸びたら摘芯をします。 また、花がひととおり咲き終わったら切り戻しをしておきます。 冬の管理 冬には地上部が枯れますので、冬が来たら地際から切り取っておきます。 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、温暖地では霜除け等の必要はありません。その他の地域は、マルチなど簡単な霜除けをしたほうが安全です。 鉢やプランターに植えている場合は、霜の当たらない軒下に移し、水やりは少なくします。 ふやし方 タネを播く以外に、株分けや挿し芽で増やすことができます。6月ごろに新芽の先を10cmほど切ってバーミキュライトなどに挿します。 肥料 花壇に植えた場合は、春先に化成肥料を株元に撒いておきます。 鉢植えの場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、4〜6月と9〜10月に液肥を月2〜3回与えます。 市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥はいりません。 病気・害虫 水はけが悪いと白絹病が発生することがあります。 |
|||||||||||||||||||
このページのトップに戻ります。一覧に戻ります。 |