皇帝ダリア

皇帝ダリアの花
写真 皇帝ダリア
撮影時期 2011.11.12
栽培状況 庭植え

科名・属名

キク科
ダリア属

園芸分類

春植え球根

別名

木立ダリア

原産地

メキシコなど

用途

庭植え

花期

11〜12月

【皇帝ダリアの概要】

皇帝ダリアは、メキシコや中米が原産のダリアで、とにかく大きくなり、摘芯をせずに育てると3mを超えるほどになります。また、短日性で花期が遅く11月になって咲き始めます。

これだけ大きくなると、さすがにスペースの上からも植えっぱなしにできるところは限られますし、台風などの強風で倒れてしまうので、通常は、摘芯をして草丈を抑えながに栽培することになります。

以前は、ピンクの一重の花だけでしたが、やがて八重咲きが出て、最近は、皇帝ダリアの交配種が種苗会社のカタログに出ています。

【栽培メモ】

思い切って摘芯をしておかなかったため、台風の強風に見舞われて支柱ごと倒れてしまったことが再三です。コンパクトで開花時期も早い交配種が育てやすいですが、皇帝ダリアのイメージからするとやや物足りないところです。

【皇帝ダリアの概要】

皇帝ダリアの花

草丈

摘芯をせずに育てると3〜4mになります。

花径は20cmほどになります。一重の他に八重咲きもあります。短日性で開花は11月からになります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

耐寒性は弱く、強い霜に当たると地上部はいっぺんにダメになります。ただし、球根が傷むことはなく植えっぱなしでも毎年勢いよく芽を出してきます。ただし私の住んでいる香南市野市町の事例です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい〜やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Dahlia imperialis

学名の説明

Dahlia・・・・・スウェーデンの植物学者の Anders Dahl への献名

imperialis・・・・・「皇帝の」

【主な種類と品種】

ピンクの一重の花がおなじみですが、ピンクと白の八重咲き品種も販売されています。そのほかに、下の園芸交配種が「サカタのタネ」など種苗会社のカタログに載っていました。

ガッツェリア ピンク

皇帝ダリアの交配種で、草丈は2〜3mと皇帝ダリアよりはコンパクトです。花は、皇帝ダリアよりも早く10月から開花します。花色はピンクの一重で、花径は15cmほどです。(写真:中)

ガッツェリア ローズ

上記のローズ色の花で花径は8〜12cmほどです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 相当にしっかりした支柱をしておく必要があります。

植え付け

耐寒性が弱いので、春に植えつけます。とても大きくなるので、鉢植えには不向きです。栽培できないことはないですが、鉢植えなら無理に皇帝ダリアを育てなくても、花の美しい一般の園芸品種を栽培したほうがよいと思います。

皇帝ダリアの花

植え場所

日当たりのよいところに植えつけます。短日性なので、夜も明るいところは避けるようにします。

日常の管理

開花時期が遅く、台風などの強風で倒れやすいので支柱は欠かせません。それも、相当にしっかりしたものでないと、強風で支柱ごと倒されてしまいます。

草丈が高くなりすぎて困る場合は、摘芯をする必要があります。遅くなると花芽まで取ってしまうことになりますので、遅くても8月中に済ませるようにします。

冬の管理

地上部が枯れ始めたら、地際の2〜3節を残して切り取っておきます。

霜に当たると地上部が枯れていきますが、温暖地では球根まで枯れることはないので植えっぱなしにできます。

寒さが厳しくなってきたら、マルチをしておくと安心です。

肥料

無肥料でも全く問題なく育ち、よく花が咲きます。肥料を与えすぎると、ただでさえ大きくなりすぎて困っている場合には逆効果になります。

病気・害虫

ヨトウムシに葉を食べられます。被害が気になるなら殺虫剤をかけておきます。

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