スプレケリア

スプレケリアの花
写真 スプレケリア
撮影時期 2009.5.31
栽培状況 プランターで栽培

科名・属名

ヒガンバナ科
スプレケリア属

園芸分類

春植え球根

別名

ツバメズイセン

原産地

メキシコ

用途

鉢植え、庭植え

花期

5月

【スプレケリアについて】

スプレケリアは、メキシコ原産のヒガンバナ科スプレケリア属の春植え球根です。アマリリスに近い球根で、花の形からツバメズイセンともよばれます。なお、アマリリスとこのスプレケリアの種間雑種にヒッペアスケリアがあります。

一茎にひとつの花しか咲かないので、豪華さという点ではアマリリスには及ばないかもしれません。しかし、真っ赤な花の形がおもしろく、印象に残る花ですのでよく栽培されます。

【栽培メモ】

アマリリスを育てるのと同じ程度の管理でよく育ちました。

【スプレケリアの概要】

草丈

30〜40pほどです。

花の形がユニークで、ツバメスイセンという和名がついています。花径は12pほどで赤い花が咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

半耐寒性で、耐寒性はやや弱いです。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Sprekelia formosissima

学名の説明

Sprekelia・・・・・ドイツの植物学者 J.H.Sprekelsen への献名

formosissima・・・・・「非常に美しい」

【主な種類と品種】

スプレケリアは、1属1種です。なお、アマリリスとの交配種にヒッペアスケリアがあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 鉢やプランターに植える場合は、球根の首が少し出るくらいの浅植えにします。

※ 庭に植える場合は、球根が隠れる程度に植え付けます。

植え付け

庭植えもできますが、やや多湿を嫌いますので、鉢やプランターで育てるのに向いています。植え付けの時期は、4月ごろが適期です。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土若しくはバーク堆肥を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。その際、少し高畝にして、水はけをよくしておきます。

鉢植えの用土

市販の球根用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

スプレケリアの花

植え付けの深さ

鉢やプランターに植える場合は、球根の首が少し出るくらいの浅植えにします。

庭に植える場合は、球根が隠れる程度に植え付けます。

株間

5〜6号鉢に1球、庭に植える場合は15pほどの間隔をとります。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てますが、夏は半日蔭に移します。

植え替え

庭に植えた場合は、温暖地であれば、4〜5年は植えっぱなしにできます。4〜5年たつと球根が混みあってきますので、分球を兼ねて植え替えます。温暖地以外では、毎年掘り上げて植え替えます。

鉢やプランターに植えた場合は、毎年、若しくは2年に1回は植え替えします。

日常の管理

鉢植えの場合は、過湿を避け土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

冬の管理

耐寒性がやや弱いですが、関東以西の温暖地では、マルティングをするなど霜除けをすれば庭に植えたまま冬を越せます。温暖地以外は、寒くなる前に掘り上げて、春まで保管します。

鉢やプランターに植えた場合は、掘り上げてもかまいませんし、関東以西の温暖地では、植え替えないときは鉢やプランターに植えたまま、軒下や物置など霜の当たらない場所に置いておきます。春が来るまで水やりは中止します。

ふやし方

比較的よく分球しますので、植え替えの時に分球して増やすことができます。

肥料

肥培管理に努めないと翌年花が咲きません。そこで、鉢やプランターに植えた場合は、植え付け時に緩効性の肥料を与えます。後は、5〜10月の間、夏場を除き定期的に緩効性の固形肥料を置肥をするか、1週間に1回程度液肥を与えます。

庭に植えたときは、春と秋に緩効性の肥料を与えます。

病気・害虫

特にありません。

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