ストレリチア |
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【ストレリチア(極楽鳥花)について】 |
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ストレリチア(極楽鳥花)は、南アフリカのケープ州が原産のゴクラクチョウカ科ゴクラクチョウカ属の多年草です。この属には4種が知られていますが、一般に栽培されているのが本種のレギナエ(S. reginae)で、切り花用として栽培もされています。極楽鳥花という名前のように、非常に派手な色彩で印象に残る花が咲きます。 温室で見かけることが多かったですが、室戸市のジオパークに行った帰りに国道沿いで見事に咲いているストレリチアを見かけました。最低気温が2〜3度を下回らなければ冬を越せるようですが、室戸市は暖かいところだと改めて実感しました。 【栽培メモ】 ストレリチアは、株分けをした苗を植え付けることが多いですが、国華園からタネが販売されていましたので播いてみました。発芽までに長い間かかり、あきらめかけていた頃にようやく発芽しました。発芽までの期間にバラツキがありましたが、最終的に10粒で3株育ちました。 発芽後の生育は順調で、冬場は、霜の当たらない軒下に置いていますが、問題なく冬を越しています。鉢植えではなかなか花が咲きそうになかったですが、10号の鉢に植えていた株からようやく花が咲きました。 |
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【ストレリチアの概要】 |
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草丈 無茎で1mほどになります。 花 極楽鳥花の名前の由来は、花の部分が鶏冠に、苞の部分がくちばしに似ているところから鳥をイメージしたものと思われます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性がやや弱いですが、温室がなくても室内で冬を越すことができます。関東以西の暖地では、霜の当たらない軒下でも大丈夫と思われます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Strelitzia reginae 学名の説明 Strelitzia・・・・・イギリスのシャーロット女王の生家であるメクレンブルク−ストレリッツ公国に由来します。 reginae・・・・・「女王の」 |
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【主な種類と品種】 |
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南アフリカに4種が自生していますが、一般に栽培されるのは本種のレギナエです。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 冬場は水やりを控え、乾燥気味に育てます。肥料も必要ありません。 タネ播き 発芽適温が20〜25度と高いので、十分に暖かくなってからポリポットに直接播きます。 まず、タネにオレンジの毛が付いていれば取り除き、ヤスリなどで軽く傷つけ流水で油分を流し去ります。そして、丸一日水に浸けてよく吸水させてから播きます。 発芽までに1ヶ月以上かかりますので、気長に待ちます。また、一斉には発芽せず、ばらつきがあります。 植え付け 植え付け、植え替えは、十分に温度が上がった4月下旬〜5月ごろに行います。苗は園芸店やホームセンター、あるいは種苗会社のカタログにも載っていることがあります。 耐寒性が弱いので、通常は、鉢植えでの栽培になります。もっとも、関東以西の暖地で無霜地域であれば庭植えが可能です。 植え場所・置き場所 鉢植えは、日当たりのよいところで育てます。日当たりが悪いと花が咲かないことになります。 庭植えにする場合は、家の南側で寒風の当たらないようなところに植えつけます。 鉢植えの用土 水はけのよい用土を使います。赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライトを5:3:2程度に混ぜた用土などが1例です。 植え替え 鉢植えの場合は、根詰まりをしないよう、毎年、若しくは少なくても2年に1回は植え替えをします。 根が太くがっしりしていますので、鉢から抜いたら伸びすぎた根を整理して、一回り大きい鉢に植え替えます。鉢を大きくできないときは株分けをします。 日常の管理 鉢植えの場合は、生育期間中は鉢の表面が乾いたらたっぷり水を与えますが、過湿にならないように注意します。 花が終わったら、早めに花茎を切り取っておきます。 冬の管理 耐寒性が弱いので、霜に当てないよう室内に取り込みますが、関東以西の温暖地では霜の当たらない軒下で冬を越すことができます。もっとも、寒さの特に厳しいときは、室内に取り込んだほうが安全です。 冬場は水やりを控え、乾燥気味に育てます。肥料も必要ありません。 庭に植えた場合、無霜地域以外は寒い日に備えて霜除けをする必要があります。 ふやし方 植え替えの時に、株分けをして増やすことができます。 肥料 鉢植えの場合は、生育期間中2ヶ月に1回緩効性肥料を置き肥します。 庭植えの場合は、春と秋に肥料を与えます。 病気・害虫 カイガラムシが付くことがあります。 |
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