スイレンボク

スイレンボクの花
写真 スイレンボク
撮影時期 2015.7.10
栽培状況 鉢植え

科名・属名

シナノキ科
ウオトリギ属

園芸分類

非耐寒性常緑低木

別名

グルーイア

原産地

南アフリカ

用途

鉢植え

花期

6〜7月

【スイレンボクについて】

スイレンボク(睡蓮木)は、南アフリカ原産のシナノキ科ウオトリギ属の常緑低木ですが、気温が低くなると葉を落とします。花の形が睡蓮に似ているところから、その名前がつけられています。

園芸店やホームセンターなどでは、小さな鉢に植えられて販売されていますが、現地では2mほどになるようです。もっとも、鉢植えではそこまでは大きくはなりませんし、剪定によって樹高を低く抑えることができます。

【栽培メモ】

寒さにさえ気を付ければ、栽培はそれほど難しくありません。鉢植えで育てていますが、樹高は、剪定をして50pほどで収まっています。

寒さの方ですが、栽培している2株のうち1株を霜の当たらない軒下に置いて、特に寒い日はワラ菰を掛けておいたところ、葉を落としたものの枯れることはなく春に芽を吹いてきました。

【スイレンボクの概要】

スイレンボクの花

樹高

現地では2mほどになるようですが、鉢植えで育てると剪定をすれば50pほどで収まります。

花弁は5枚ですが、萼片5枚も花弁と同じように見えます。花径は3〜4p程度で、花色はラベンダー色がよく出回っています。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強いですが、耐寒性はありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Grewia occidentalis

学名の説明

Grewia・・・・・イギリス人で植物解剖学の父と呼ばれる Nehemiah Grew への献名

occidentalis・・・・・「西の」、「西方の」

【主な種類と品種】

この属には中国や朝鮮半島に分布しているビロバ(G. biloba)もありますが、流通はしていません。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 2年に1回、春に植え替えをします。

植え付け

通常、春〜初夏に売られていますので、これを買って育てます。耐寒性がないので鉢での栽培になります。

最近は、ポット苗で売られていることが多いので、ポット苗を購入した場合は、早めに5〜6号程度の鉢に植え付けます。

スイレンボクの花

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

置き場所

春から秋は日当たりと風通しのよいところで育てます。

植え替え

2年に1回を目安に、春に植え替えをします。古い用土を半分ぐらい落として植え替えます。、根も三分の一ほど切り戻しておきます。

日常の管理

性質は強いですが多湿を嫌いますので、水やりは鉢の表面が乾いてからやるようにします。ただし、夏場は鉢土が乾きやすいので、乾燥させすぎないよう注意します。

剪定

そのまま育てると、まとまりのない樹形になりますので、秋になって花が咲き終わったら、伸びすぎた枝を切り詰めておきます。

秋にできなかったときは、春先の芽が出る前でも差し支えありません。

冬の管理

耐寒性がないので、冬が来る前に室内に移します。

ふやし方

挿し木で増やすことができます。

肥料

5〜10月ごろにかけて、定期的に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にはありません。

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