スイートピー |
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【スイートピーについて】 |
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スイートピーは、イタリアのシシリー島の原産のマメ科レンリンソウ属の秋まき一年草です。もともとは夏咲きだったと言われています。その後、春に咲く品種が作り出され、今では春の花としておなじみです。 春咲き種の中では、花壇にはつるが2mほどに伸びる品種が多く栽培されています。プランターなどで育てる場合はつるが30〜40pほどで開花し、支柱やネットを必要としない品種もあります。 パンジーやプリムラなどと比較すると、つる性の品種は支柱立てや誘引など栽培に少し手間がかかりますが、甘い香りと蝶々のような美しい花は何ともいえません。また、花もちもよいので切り花にも利用できます。支柱やネットに這わす場所がない場合やそのいとまのない場合は矮性種が利用できます。 なお、比較的暑さに強い宿根スイートピー(L. latifolius)は、6月から8月頃に開花しますので、サマースイートピーとも呼ばれています。 【栽培メモ】 10月上旬に播きましたが、定植後に苗がかなり大きくなりましたので、トンネルをして霜除けをしたところ春にはとてもよく咲いてくれました。 なお、宿根スイートピーは、まだ栽培したことがありませんので、そのうちに育てたいと思っています。 |
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【スイートピーの概要】 |
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草丈 一般的な高性種(ツルの伸びる品種)は1.5〜2m程度になります。矮性種は30〜40pほどです。 花 冬咲き、春咲き、夏咲きの3品種群がありますが、一般には春咲き種が栽培されます。 花色は、白、桃、赤、青、紫などの各色がそろっています。 耐寒性・耐暑性
耐寒性はそれほど強くなく、冬は霜除けが必要です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Lathyrus odoratus 学名の説明 Lathyrus・・・・・ギリシャ語の la(非常に)+ thyros(刺激する)が語源です。 odoratus・・・・・「香りのある」、「芳香のある」 latifolius・・・・・「広い葉の」、「幅の広い葉の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 一般的な高性種(ツルの伸びる品種)は、20〜30pほどに伸びたら、摘芯をして側枝を伸ばすようにします。 タネまき 移植を嫌うので、直まきするかポットや小鉢に直接に播きます。発芽適温は15〜20度くらいですので、9月下旬〜10月下旬ごろが適期です。寒冷地では、春まきにします。タネが固いので、一晩水に浸けてから播くようにします。
直まきの場合、25〜30cmの間隔で一か所に2〜3粒ずつ播きます。ポットや小鉢に播くときも2〜3粒まきます。覆土は1pほどにします。 直まきの場合は、発芽後、しっかりした苗を1本残して後は間引きします。ポットに播いた場合も同様に間引いて、充実た苗を1本残します。 植え付け 連作を嫌いますので、3〜4年は同じ場所に植えることは避けます。また、酸性土を嫌いますので、植え付け前に苦土石灰を1u当たり100〜200g程度撒いて耕しておきます。 ポットに播いた場合は、ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。 花壇に植える場合は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて、化成肥料と一緒に庭土とをよく混ぜてから植え付けます。 鉢やプランターの用土は、市販の草花用培養土に苦土石灰を少し足したものを使います 植え場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。 株間 花壇に植えるときは25〜30pほどにします。60cmのプランターの場合は、3株ほど植え付けます。 日常の管理 一般的な高性種(ツルが伸びる品種)は20〜30pほどに伸びたら、摘心をして側枝を伸ばすようにします。また、春になって暖かくなると急にツルが伸び出しますので、早めにネットや支柱に誘引します。 花が終わったら、こまめに花がらを取り除きます。こうすることで、長く花を楽しむことができます。 冬の管理 花壇に植えた場合は、霜に当たると傷みますので、関東以西の温暖地でも不織布でトンネルをするなどして霜除けをします。 鉢やプランターに植えた場合は、軒下など霜の当たらないところに置きます。
肥料 花壇に植えた場合は、植え込み時に、化成肥料を1u当たり30〜50gほど入れて庭土とよく混ぜておきます。春になって、枝が伸び始めたら化成肥料を与えると、枝張りがよくなります。 鉢やプランターの場合は、植えつけ時に緩効性肥料を与え、暖かくなったら液肥を月2〜3回与えるか緩効性の化成肥料を置肥します。 いずれの場合も、窒素分の多い肥料は避けるようにします。 病気・害虫 アブラムシが付きやすいので、オルトラン粒剤を株元に撒くなどして被害を防ぐようにします。 |
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