シャクナゲ(黄花)

シャクナゲ(黄花)の花
写真 黄香牡丹
撮影時期 2021.4.16
栽培状況 鉢植え

科名

ツツジ科

属名

ツツジ属

学名

Rhododendron × hybridum

園芸分類

常緑低木(中木)

別名

ロードデンドロン

原産地

(園芸交配種)

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【シャクナゲ(黄花)について】

シャクナゲの中でも黄色の花が咲く品種は少なく、また、栽培が難しいというのが一般的でしたが、暖地でも楽に栽培できる品種が出てきています。

名月と黄香牡丹の2種がタキイさんのカタログに載っていて交配元は明らかではありませんが、耐暑性が強く適切に管理をすれば温暖地でも問題なく育ちます。画期的な品種というカタログの紹介もあながちオーバーではありません。

【栽培メモ】

黄香牡丹という品種を鉢植えで育てていますが、枝の伸びは比較的ゆっくりで、もうしばらく鉢植えで育てられそうです。2年目になると写真のようにとてもよく咲きました。

大切な木ですので一般のツツジよりは多少涼しい環境に置くようにしていますが、樹勢が衰えることはありません。

【育て方は下へ ↓ 】

【シャクナゲ(黄花)の概要】

樹高

庭植えでの樹高は不明ですが、常緑低木〜中木と紹介されています。

鉢植えでも、かなりの間は栽培できそうです。

クリームイエロー〜黄色の大輪の花が咲きます。まとまって咲きますので格別の美しさです。

黄香牡丹の花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

夏は少し涼しいところに置いていますが、高知の夏の暑さも苦にすることなく夏を越しています。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※(温暖地でも)やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Rhododendron・・・・・ギリシャ語の rhodon(バラ)+ dendron(樹木)が語源です。

hybridum・・・・・「雑種の」

【主な種類と品種】

名月

花径8pほどの一重の黄色の花が咲きます。(写真:下)

黄香牡丹

クリームイエローの八重咲きです。カタログでは花径は10pほどと紹介されていますが、まとまって咲くと花はやや小ぶりになります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 夏は涼しい半日陰に置きます。

植え付け

3〜4月か9〜10月頃が適期です。購入した苗木の鉢が小さくて根詰まり気味のときは、一回り大きい鉢に植え付けます。

庭植えにする場合でも、いきなり庭に植えると根付かないことがありますので、いったん鉢植えで育ててから庭植えにすると失敗が少なくなります。

鉢植えの用土

鹿沼土に植えてもかまいませんし、鹿沼土にピートモスを少し混ぜたものでも差し支えありません。

植え替え

鉢植えにしたものは、2年に1回は植え替えをします。

黄香牡丹の花

植え場所・置き場所

庭植えの場合は、午後は日陰になるようなところが適しています。

鉢植えは、秋から開花時期までは日当たりがいところに置いてもかまいませんが、それ以降は半日陰に、真夏は少しが当たるところか明るい日陰に置きます。

日常の管理

放任したままだと、枝が疎になりますので、花芽のない枝先の頂芽が動き出したら、これを摘み取ります。そうすると下から2〜3本の枝が伸びてきます。この作業を毎年繰り返すと、こんもりしたよい樹形になってきます。

剪定

通常の栽培では、剪定は特に必要ありません。

肥料

花後と秋、そして春先に固形の有機質肥料を与えます。化成肥料は根を傷めることがありますので避けた方が賢明です。

病気・害虫

ツツジと同じようにグンバイムシが付くことがあります。また、花ぐされ菌核病が発生すると、せっかく咲いた花が急に腐りますので、殺菌剤を散布します。

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