シンファンドラ |
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【シンファンドラについて】 |
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シンファンドラは、キキョウ科シンファンドラ属の多年草です。ホタルブクロ属に近い属ですが、ホタルブクロ属とされる場合もあります。地中海沿岸の小アジア、バルカン半島などに10種ほど自生しています。なお、本来は多年草と思われますが、暑さに弱く、温暖地では夏越しは容易ではありません。 国内で流通しているのは、ザンゲズラ(S. zangezura)やホフマニー(S. hoffmannii)などで、ホタルブクロをコンパクトにしたようなイメージです。夏場の高温多湿に弱いとは言え、花がたくさん花が咲いて、なかなか魅力のある草花です。 なお、シンファンドラ属をハナブサソウ属としている例がありますが、ハナブサソウは1属1種で学名は Hanabusaya asiatica となっていますので、シンファンドラ属をハナブサソウ属とするのは疑問のあるところです。 【栽培メモ】 以前に、おぎはら植物園で苗が販売されていましたので、鉢植えにして育てたところ、とてもよく咲いてくれました。ただし、耐暑性が弱く、写真の株も花が咲いた後、暑くなってきたら枯れてしまいました。 |
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【シンファンドラの概要】 |
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草丈 30〜40cmほどになります。 花 キキョウ科特有の釣鐘状の花が咲きます。花は小さいですが、コンパクトな株で花数が多いので開花時はきれいです。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強いですが耐暑性は弱く、温暖地での花後の夏越しは容易ではありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:(温暖地では)かなり難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Symphyandra( = Campanula) 学名の説明 Symphyandra・・・・・ギリシャ語の symphyein (癒合する) + andros (雄しべ)が語源です。 zangezura・・・・・アルメニア南部のシュニク地方の地名のザンゲズル(Zangezur)に由来します。 hoffmannii・・・・・アメリカ合衆国の鳥類学者、植物学者の Ralph Hoffmann への献名 wanneri・・・・・(※ 不詳) |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 水はけのよい用土を使います。 植え付け 草姿、花とも小型で、草姿も繊細な印象を与えることから、通常は、鉢植えで育てます。 春もしくは秋に苗が売られていますので、これを買って育てます。ポット苗に植えられている場合が一般的ですので、根鉢を崩さないようにして5号鉢程度の鉢に植え付けます。60cmの標準のプランターなら3株程度が目安です。 鉢植えの用土 水はけのよい用土を使います。赤玉土、鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)を等量に混ぜた用土を使いましたが、特に問題なく育ちました。 植え場所・置き場所 日当たりのよいところで育てます。ただし、暑さに弱いので、夏は半日陰の風通しのよい涼しいところで育てます。 それでも、関東以西の温暖地では夏越しは容易ではありません。 日常の管理 土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。 肥料 液肥をときどき与えます。 病気・害虫 特にはないようです。 |
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