シキミ Illicium anisatum

シキミの花
写真 シキミ
撮影時期 2011.3.26
栽培状況 庭植え
科名・属名

シキミ科
シキミ属

園芸分類

常緑中低木

別名

シキビ
ハナノキ

原産地

日本、中国

用途

庭植え

花期

3月

【シキミについて】

シキミは、仏事に使われることからおなじみの木です。果実だけではなく全木に毒をもっている有毒植物ですが、特に果実の毒性が強く「悪しき実」が転じてシキミと呼ばれるようになったとも言われています。

3月下旬の丁度お彼岸の頃に、クリーム色の花が咲きます。

栽培したところでは、特段の病虫害もなく、丈夫で育てやすいです。

【花の特徴と性質】

樹高

常緑中低木で樹高は5mほどにはなるようですが、生育は比較的緩やかです。

花は、花径3センチほどです。

耐寒性・耐暑性

耐寒性、耐暑性があり丈夫です。

学名の説明

Illicium・・・・・ illicio(引き寄せる、誘惑する)に由来します。

anisatum・・・・・「アニスのような」
※ アニスは、古くから香料や薬草として利用されてきたセリ科の一年草です。

【主な種類と品種】

一般に植えられている品種のほか、うす紅色の花を咲かせるウスベニシキミがあります。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

常緑樹ですので、一般的には3月から4月ごろが適期です。

苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に三分の一程度のバーク堆肥(腐葉土)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

シキミの花

植え場所

西日は避けた方がよいとされています。ただし、1日中ほぼ日の当たるところに植えていますが、特に問題なく育っています。

剪定

仏事に枝を切り取って使いますが、あまり大きくしたくないなら、花後に切り戻しをします。

肥料

特に必要ありません。

病気・害虫

さほど被害を与えるようなものはありません。

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