宿根サルビア(その2)

'ライムライト'
写真 ‘ライムライト’
撮影時期 2003.10.24
栽培状況 庭植え

科名・属名

シソ科
アキギリ属

園芸分類

宿根草

別名

(主な種類と品種を参照)

原産地

メキシコ他

用途

庭植え、鉢植え

花期

初夏〜晩秋

【宿根サルビアについて】

宿根サルビアには、たくさんの種類があります。花が美しく、個性的なものが多いですので、お気に入りのものを選んで楽しむことができます。なお、おぎはら植物園のカタログには、たくさんの品種が載っています。

ここでは、サルビア・メキシカーナ、サルビア・マドレンシス、ジヤーマンダーセージを取り上げています。いずれも花が美しい個性的な宿根サルビアです。

【宿根サルビアの概要】

草丈

(主な種類と品種を参照してください。)

(主な種類と品種を参照してください。)

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

ここで取り上げている種類は、耐暑性、耐寒性とも強いです。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Salvia spp.

学名の説明

Salvia・・・・・salvare(治癒する)に由来するセージ(sage)のラテン古名 salvia から。
※ この属の一部が薬用になることに由来します。

mexicana・・・・・「メキシコの」

madrensis・・・・・メキシコ中央部に位置する「シエラ・マドレ(山脈)の」

chamaedryoides・・・・・「ジャーマンダーのような」

【主な種類と品種】

サルビア・メキシカーナ
S. mexicana

‘ライムライト’という品種がよく栽培されています。草丈は1.5mほどで、濃い青紫色の花とライムイエローのガクのコントラストが印象に残る花です。

サルビア・マドレンシス
S. madrensis

‘イエローマジェスティ’と言う品種がおなじみです。大型のサルビアで、黄色の美しい花が秋に楽しめます。(写真下)

ジャーマンダーセージ
S. chamaedryoides

草丈は40p程度のコンパクトな種類で、シルバーリーフと鮮やかな青花が魅力です。

その他の宿根サルビアについては、こちらをごらんください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 摘芯をすると締まった株になり、草丈を低く抑えることができます。

植え付け

春になると園芸店やホームセンターなどにポット苗が出てきますので、一般的には、春に植えつけることになります。温暖地では秋に植えつけても、時期が遅くならなければ問題ありません。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土もしくはバーク堆肥を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

サルビア・マドレンシスの花

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

植え替え

根がよく張るので、鉢植えの場合は、毎年植え替えをします。時期は4月頃が適期です。

日常の管理

摘芯をすると草丈を低く抑えることができ、草姿が整ったものになります。

また、晩秋に花が終わった後は、20cmほど残して切り戻しをしておきます。

冬の管理

関東以西の温暖地では、強い霜に当てなければ庭植えで冬を越しますが、霜除けをしておけば安心です。

鉢やプランターに植えた場合は、霜の当たらない軒下などに移します。

ふやし方

挿し芽で増やすことができます。6月もしくは9〜10月頃にバーミキュライトなどに挿します。また、植え替えのときに株分で増やすこともできます。

肥料

庭に植える場合は、ほとんど必要としませんが、必要なら春に緩効性の化成肥料を株元に撒いておきます。

鉢やプランターで育てる場合は、植えつけ時に緩効性の肥料を与え、後は、4〜6月、9〜10月に月1回程度、緩効性の固形肥料を置肥します。また置肥の代わりに液肥を月2回程度与えてもかまいません。

病気・害虫

特にはありません。

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