シラン(紫蘭) |
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【シランについて】 |
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シラン(紫蘭)は、日本や中国が原産のラン科シラン属の宿根草です。ランの仲間では最も栽培の容易なもののひとつで、植えっぱなしでよく育ちます。栽培している人も多く、庭先などで見かけることの多い花です。 野生の花とはとても思えない美しい花が咲きますので、群植している紫蘭が一斉に咲いている様はなかなか美しいものです。花色は、紫紅色が一般的ですが、白花シランや口紅シランも見かけることがあります。 とても丈夫ですので一般の宿根草という感じで栽培できます。また、株分けをして、増やしていくことも容易です。 【栽培メモ】 何年も庭植えにしていて、株分けをして植え替える時期になっているにもかかわらず、植え広げる余地がなく、そのままになっていたことがあります。このときは、株が弱って花もあまり咲かなくなってしまいました。 口紅シランは、プランターに植えていますが、丈夫で育てやすい点はシランと同様です。 |
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【シランの概要】 |
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草丈 30〜50p前後です。 花 紫紅色のきれいな花をひとつの花茎に数輪咲かせます。 名前のとおり、紫紅色が一般的ですが、白花などもあります。 耐寒性・耐暑性
暑さ、寒さには強いですが、やや夏期の乾燥を嫌います。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Bletilla striata 学名の説明 Bletilla・・・・・属名の Bletia の縮小形 striata・・・・・「条線のある」、「条紋のある」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 庭植えは、株が混みあってきたら株分けをして植え替えます。 ※ 鉢やプランターの場合は、できれば毎年、少なくても2年に1回は植え替えます。 植え付け 10月又は3〜4月が植えつけの適期です。庭植えは勿論、鉢やプランターで楽しめます。 花壇に植えるときは、深さ20〜30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。やや浅めに株を植えつけます。 鉢植えの用土 鉢やプランターの用土は、市販の山野草用の培養土もしくは赤玉土、鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)を等量に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 西日の当たらないところや半日陰のところが適していますが、一日中日の当たるところでもよく育ちます。 ただし、鉢やプランターは、夏場は葉焼けする恐れがありますので半日陰に置きます。 株間 20pほどにします。 植え替え 庭植えの場合は4〜5年は植えっぱなしでかまいません。株が混みあってきたら3月又は10月に株分けをして植え替えます。そのままにしておくと株が弱り、花も咲かなくなってきます。 根がよく広がりますので、鉢やプランターの場合は、できれば毎年植え替えます。少なくても2年に1回は植え替えないと根詰まりしてしまいます。 植え替えの時期は、3月又は10月が適期です。 日常の管理 鉢やプランターで育てる場合は、夏に乾燥しすぎると生育が悪くなりますので、水やりを忘れないようにします。 冬の管理 花壇に植えている場合、霜除け等は必要ありませんが、寒さの厳しい地域では、霜除けをしておきます。 鉢やプランターに植えている場合は、できれば霜に当てないよう冬場は軒下などに置くと安心です。水やりは控えめにします。 ふやし方 植え替える際に、株分けをして増やすことができます。 球茎2〜3個で一株になるようにします。あまり細かく分けると、次の年に花が咲かないことになります。 肥料 花壇に植えている場合は、花後に化成肥料を与えます。鉢やプランターは、生育期間中に月2回程度液肥を与えるか、緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 乾燥しすぎるとハダニが発生することがあります。 |
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