ジャーマンアイリス |
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【ジャーマンアイリスについて】 |
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ジャーマンアイリスは、アヤメ科アヤメ属の宿根草で、ヨーロッパ原産の野生種を元に品種改良が続けられてきたものです。育種の基になったのがドイツアヤメであるところからこの名前が付いてものと思われます。 花色は、白、紫、藤色、黄色などですが、これらの色が複雑に配色された花色がまことに多彩、かつ、華やかで「レインボーリリー」とも呼ばれることがあります。品種も非常に多く、また、毎年たくさんの新種が発表されています。 本来的には、温暖地よりも寒冷地に適していますが、多湿を避け、乾燥気味に管理することさえ守れば、温暖地でも栽培はそれほど難しくありません。特に、庭植えの場合は、水はけのよい栽培環境をつくることが特に重要になります。 【栽培メモ】 庭植えで高畝にして育てていますが、寒さはもちろんのこと、夏の高温多湿にもよく耐えています。鉢植えの場合は、植え替えの手間がかかりますが、栽培はもっと簡単です。 |
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【ジャーマンアイリスの概要】 |
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草丈 60p〜1m程度です。 花 花色が非常に豊富で、内側と外側の花弁が同じ色のものと、異なる複色があります。 色は、白、黄、黄茶、桃、橙、藤色、紫などですが、複色にいろいろな変化があり、まことに多彩です。 耐寒性・耐暑性
高温多湿が苦手で、どちらかといえば、夏の涼しいところの方が栽培は楽です。もっとも、温暖地でも十分に花を楽しむことができます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Iris germania 学名の説明 Iris・・・・・・ギリシャ語の iris(虹)が語源です。 germania・・・・・「ドイツの」 |
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【主な種類と品種】 |
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種苗会社のカタログには、毎年たくさんの品種が出ていますので、好みの色彩の品種が選べます。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 庭植え、鉢植えとも浅植えにします ※ 多湿を嫌いますので、乾燥気味に管理することが重要です。 植え付け 一般には、秋に苗が販売されていますので秋に植えつけますが、春先でも差し支えありません。 花壇に植える場合は、堆肥や腐葉土などは入れないほうが無難です。酸性土壌を嫌いますので、植えつけ前に、あらかじめ苦土石灰を撒いて耕しておきます。水はけがよくないと生育が悪いので。高畝にして根茎の背か見えるぐらいに浅めに植えつけます。 鉢やプランターに植える場合は、根茎が育つ方向を空けて、根茎の背か見えるぐらいに浅めに植えつけるようにします。 鉢植えの用土 水はけのよい用土を使います。赤玉土、鹿沼土、腐葉土を2:2:1程度に混ぜて、苦土石灰を少し加えた用土が一例です。 植え場所・置き場所 花壇に植えるときは日当たりと水はけのよいところに植えつけます。 鉢植えも日当たりのよいところで育てますが、梅雨時や長雨になりそうなときは軒下に入れます。 アヤメ科の植物が植えてあった後に植えつけると、連作障害を起こす恐れがありますので避けたほうが無難です。 株間 庭植えの場合は30p程度の株間とします。 鉢植えは7号鉢に1球、一般的な60cmのプランターの場合は3球が標準です。 植え替え 花壇に植えた場合は、2〜3年経ったら株分けを兼ねて9月下旬から10月に植え替えをします。 鉢植えは、同じ時期に、毎年植え替えをします。 日常の管理 乾燥にはたいへん強いですが、多湿を嫌いますので、花壇に植えた場合は水やりは不要です。 また、軟腐病が大敵ですので、雑草を茂らせないようにして、株を清潔に保ちます。 鉢やプランターも乾燥気味に管理することが重要です。 夏の管理 鉢植えは、夕立などを避けるため、軒下に置いて水やりを控えめにします。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除けは必要ありません。 ふやし方 植え替えの時に、株分けをして増やすことができます。 株分けをして植え付けるときは、葉を半分程度に切り詰めて植え付けます。 肥料 鉢やプランターの場合は3月頃に、緩効性の化成肥料を少量与える程度にし、多肥は避けるようにします。 庭植えの場合は、肥料は必要ありません。逆に、肥料を与えると軟腐病で株が腐る原因になります。 病気・害虫 軟腐病にかかったときは、患部を切り捨て、切り口に殺菌剤を塗って植え替えます。 アブラムシは、モザイク病を媒介するので、見つけ次第すぐに駆除します。 |
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