サルビア・ランスロット

サルビア・ランスロットの花
写真 ‘ランスロット’
撮影時期 2025.5.18
栽培状況 鉢植え

科名

シソ科

属名

アキギリ属

学名

Salvia canariensis var. candidissima

園芸分類

宿根草

別名

サルビア・カナリエンシス

原産地

カナリー諸島

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜10月

【サルビア・ランスロットについて】

サルビア・ランスロットは、カナリー諸島原産の宿根サルビアです。学名は‘Salvia canariensis var. candidissima’で、変種のカンデディシマ(candidissima)は、candidus(銀白色の)最上級で、最も白いという意味ですが、その名のとおり、全体が密集した銀色の毛で覆われています。葉は触るととても柔らかな感触です。

よく出回っているのが‘ランスロット’という品種で、本種の代名詞のような存在です。そうしたことから、一般にはサルビア・ランスロットと呼ばれています。

【栽培メモ】

‘ランスロット’を鉢植えで育てていますが、耐暑性が強いとまでは言えませんが暑さにやられるということはありませんでした。また、冬は軒下に置いてありましたが、地上部はほとんど枯れましたが、春になると芽を吹いてきました。

【育て方は下へ ↓ 】

【サルビア・ランスロットの概要】

草丈

鉢植えでは50〜60cmほどですが、庭植えにすると1mほどになるようです。

ローズピンクの花ですが、赤紫の萼が長く残ります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 比較的強い

温暖地では戸外で冬を越しますが、やや高温多湿を嫌います。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Salvia・・・・・salvare(治癒する)に由来するセージ(sage)のラテン古名salviaから

canariensis・・・・・「カナリー諸島の」

candidissima・・・・・「最も白い」

【主な種類と品種】

よく似た種類にサルビア・アルゲンティアがあり、「しろくまくん」として流通しています。こちらは白花です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

苗は、種苗会社のカタログや春に園芸店やホームセンターなど売られていますので、これを買って植えつけます。庭に植える場合は、植えつける際に、腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜて植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土、もしくは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

サルビア・ランスロットの花

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けますが、関東以西の温暖地の場合、夏は半日陰になるようなところが適しています。

鉢やプランターに植えた場合も、春と秋は日当たりのよいところに置いて育てます。

植え替え

鉢やプランターで育てている場合は、毎年、もしくは2年に1回は植え替えをします。

時期は、3〜4月が適期です。温暖地の場合は、秋でもかまいません。

日常の管理

多湿を嫌いますので、鉢やプランターで栽培するときは、梅雨時などは軒下など雨の当たらないところに移しておくと安心です。

夏の管理

やや乾燥気味の環境を好むとは言え、鉢やプランターで栽培するときは、鉢土を乾燥させすぎないようにします。

冬の管理

耐寒性がありますので温暖地では霜除けをしなくても戸外で冬を越します。

肥料

庭に植える場合は、植え付け時緩効性の化成肥料を腐葉土(又はバーク堆肥)と一緒に庭土に混ぜて植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合は、元肥のほか、春と秋に緩効性の固形肥料を与えます。

病気・害虫

あまり病害虫はありませんが、多湿にすると根グサれを起こすことがあります。

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