サトザクラ

サクラの花
写真 サトザクラ
撮影時期 2001.4.20
撮影場所 大阪造幣局にて

科名・属名

バラ科
サクラ属

園芸分類

落葉広葉低木

別名

(特にありません)

原産地

日本

用途

庭植え

花期

3〜4月

【サトザクラについて】

サトザクラは、ヤマザクラやオオシマザクラなどから実生によって変化したもので、自然生の中から見出されたり、あるいは育成をされてきたものです。別名をヤエザクラと言うように八重咲きのものが多く、中には菊桜と呼ばれるように花弁が200以上のものもあります。

ずいぶん前に、サトザクラがたくさん植えられている大阪造幣局の通り抜けに行きましたが、土曜日だったこともあって、ものすごい人出で、ゆっくり鑑賞するというわけにはいきませんでした。写真を撮るにも苦労する始末でしたが、さすがにサクラの美しさはすばらしいものでした。

【栽培メモ】

'紅華' という品種を庭の隅に植えていますが、植えてから4年目で少し花が咲き始めました。期待どおりに咲いてくれるのはもう少し先になりそうです。

【サトザクラの概要】

サクラの花

樹高

(主な種類と品種を参照してください。)

(主な種類と品種を参照してください。)

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性が強く、全国で植栽が可能です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Prunus serrulata

学名の説明

Prunus・・・・・・スモモのラテン古名に由来します。

serrulata・・・・・「小鋸歯状の」

【主な種類と品種】

たくさんの品種がありますが、サトザクラの中でよく植えられている品種を少しだけ紹介します。

関山

花色は濃い紅色の大輪八重咲き。花径5pの重ねの厚い花で、海外でも広く植えられている最高品種のひとつです。

普賢象

花は濃い桃色で、弁数30枚程度の豊かな八重咲き。通り抜けでもすばらしい花を見ることができました。文句なく最も美しい桜のひとつです。

松月

白〜淡桃色の八重咲きで、花径5p。重ねの厚い花を垂下して咲かせる名桜のひとつです

鬱金

花は淡黄緑色で、花弁10〜15枚ほどの八重咲きで、花径4p。珍しい色彩だけによく目立ちます。

紅華

最近の人気品種で、桃色の大輪八重咲きです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

植え場所のスペースに見合う品種選びが大切です。

植え付け

11月又は2〜3月が植えつけの適期です。植えつけの前に十分水揚げをしておきます。

サクラの花

植え場所・置き場所

水はけと日当たりのよいところを選びます。

日常の管理

サクラは、放任したままでも自然に樹形をつくっていきますので、剪定はあまり必要としません。

逆に切り口から枯れ込むこともありますので、枯れ枝や病気の枝を切り取るなど必要最小限にとどめます。

肥料

サクラは、普通の庭土の場合、植え付け時を除きほとんど必要としません。

病気・害虫

病害虫としては、4月下旬〜9月にオビカレハ、アメリカシロヒトリ、コスカシバなどの害虫が発生しますので、殺虫剤を散布します。

また、病気としては、こうやく病が枝や幹に発生しますので、患部を切り取り石灰硫黄合剤を塗るとよいとされています。

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