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サネカズラ |
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【サネカズラについて】 |
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サネカズラ(実葛)は、日本、台湾及び中国の暖地に分布するマツブサ科サネカズラ属の常緑つる性木本です。花よりも晩秋に赤く色づく球形の集合果が美しいので、もっぱらこちらの方が鑑賞の対象にされます。ただし、見た目は美味しそうですが、この実は食用には向いていません。 古くから親しまれていたようで、万葉集にも柿本人麻呂が詠んだ歌など多数の歌が残されています。なお、別名のビナンカズラというのは、樹皮を剥いで水に浸しておくとねばねばした液が出てくるので、それを昔はびんつけ油の代わりに用いたことに由来します。 |
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【サネカズラの概要】 |
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樹高 つる性で、3mほどになります。 花 淡いクリーム色の花で雌雄異株ですが、雌雄同株の方がよく出回っているようです。 耐寒性・耐暑性
耐寒性がやや弱いようなので、寒冷地での栽培には向いていません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Kadsura japonica 学名の説明 Kadsura・・・・・日本語のカズラ(蔓)に由来します。 japonica・・・・・「日本の」 |
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【主な種類と品種】 |
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葉に白色の斑が入る斑入りサネカズラがあります。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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植え付け 植え付けは、春は4月、秋なら10月頃が適期です。つる性ですのでフェンスや柵などに誘引して仕立てます。鉢植えの場合は、あんどん仕立てなどにして育てます。 庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に三分の一程度の腐葉土若しくはバーク堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの用土 赤玉土、鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)を4:3:3程度に混ぜた用土などが一例です。 植え場所 日当たりがよく、風通しのよいところに植え付けますが、半日陰でも特に問題はありません。また、やや寒さに弱いので、北風の当たらないところが最適です。 鉢植えも夏場以外は日当たりのよいところで育てます。
剪定 つる性ですので剪定作業が欠かせません。時期は2〜3月です。長く延びた枝を切り詰め、つるが混んだところを間引きします。また、株が大きくなりすぎた場合は、全体を切り戻します。 植え替え 鉢植えの場合は、2年に1回を目安に植え替えます。時期は4月頃が適期です。 夏の管理 鉢植えの場合は、夏場は半日陰に置いて鉢土が乾燥しすぎないように水切れに注意します。 冬の管理 鉢植えは霜の当たらない軒下などに置き、水やりは控えめにします。 肥料 庭植えの場合は、特に肥料は必要ありません。鉢植えの場合は、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 風通しが悪いと、うどんこ病やすす病が発生することがあります。 |
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