ケラトテカ

ケラトテカの花
写真 ケラトテカ・トリロバ
撮影時期 2014.7.27
栽培状況 春播き後、庭植え

科名・属名

ゴマ科
ケラトテカ属

園芸分類

春播き一年草

別名

セラトテカ

原産地

南アフリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

7月〜8月

【ケラトテカについて】

ケラトテカ・トリロバは、セラトテカとも呼ぶ南フフリカ原産のゴマ科ケラトテカ属の春まき一年草です。2013年にホームセンターではじめて見かけた花で、その時点では、まだ、種苗会社のカタログには載っていなかったように記憶しています。

春播きで育てますが、耐暑性が強く夏が来るとジギタリスに似た花が咲きます。ジギタリスと比較すると楚々とした感じで、英名をワイルドフォックスグローブ(野生のジギタリス)と言います。

【栽培メモ】

1年目に苗を買って、タネを取っておいて翌年の春に播きましたが、順調に育って、大変きれいに咲いてくれました。タネから育てても開花させるのは難しくなく、夏の庭にはうってつけだというのに、あまり栽培されないのが不思議なくらいです。

【ケラトテカの概要】

ケラトテカの花

草丈

1〜1.2mほどになります。

花径は4cmほどで、うつむき加減に咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性が強いので夏の花壇に利用できます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Ceratotheca triloba

学名の説明

Ceratotheca・・・・・ギリシア語の cerato(角)+ theca(花粉のう)

triloba・・・・・「三裂片の」

【主な種類と品種】

白やピンクの花色があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ プランターに植えた場合は、夏の水切れに注意します。

※ 放任すると枝が伸びるので、一度、切り戻しをします。

タネまき

発芽適温が高いので、十分に暖かくなってくる4月下旬〜5月上旬に播きます。育苗箱に播き、覆土は2oほどにします。ポリポットに直接播いてもかまいません

育苗箱に播いた場合は、発芽後、本葉が3〜4枚のころにポリポットに植え替えて苗を育てます。

植え付け

育苗は簡単で、ポットの底に根が回ったら庭やプランターに定植します。

庭に植える場合は、植えつけの1週間ほど前に苦土石灰を1u当たり50〜100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。定植する際は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れ、化成肥料も加えて庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

ケラトテカの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

丈夫ですので、用土にはそれほど気を遣うことはありません。

株間

25cmほどにします。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

プランターに植えた場合は、夏の水切れに注意します。放任すると枝が伸びるので、一度、切り戻しをするとコンパクトな株になります。

ふやし方

次の年も育てたいときは、花後にタネを採っておきます。

肥料

庭に植えた場合は、植えつけ時に化成肥料を1u当たり50gほど与えます。後は特に肥料を与えなくてもよく咲いてくれます。

プランターや鉢植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を与え、後は、2週間に1回程度液肥を与えます。

病気・害虫

それほど被害を与えるものはありませんが、育苗中にヨトウムシに注意します。

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