コンギク

コンギクの花
写真 コンギク
撮影時期 2017.11.4
栽培状況 庭植え

科名・属名

キク科
シオン属

園芸分類

宿根草

別名

特にありません

原産地

日本

用途

庭植え、鉢植え

花期

10月〜11月

【コンギクについて】

コンギク(紺菊)は、秋に青紫色の花がたくさん咲くキク科シオン属の宿根草です。本州、四国、九州などの山野に自生するノコンギク(写真下)の園芸品種で、ノコンギクより花色が青いことが特徴ですが、丈夫で、非常に育てやすいことはノコンギクと同様です。

ノコンギクは、同属のヨメナ(A. yomena)に葉や花の形がよく似ていることから、混同されていてヨメナと呼ばれていることもあるようです。また、園芸店やホームセンターなどなどでは、コンギクもノコンギクとして販売されていることがあります。

【栽培メモ】

庭植えにしていますので、ノコンギクと同様に地下の根茎が伸びて広がっています。気のせいかもしれませんが、ノコンギクよりは根茎が伸びがおとなしいように思います。

【コンギクの概要】

コンギクの花

草丈

30〜40cmほどです。

花径3cmほどの青紫色の花が咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性があり丈夫です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Aster microcephalus var. ovatus

学名の説明

Aster・・・・・ギリシャ語の aster(星)に由来しています。

microcephalus・・・・・ギリシャ語の micro(小さい)+cephalus(頭のある)が語源で、「小さな頭状花序の」という意味です。

 ※ 「頭状花序」とは、キク科の花によく見られるように、花軸の先端が皿状になって、そこに柄のない花が多数集まっているものを指します。

ovatus・・・・・「卵型の」、「卵球形の」

【主な種類と品種】

コンギクは、ノコンギク(野紺菊)の園芸品種です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 6月中〜下旬ごろに、草丈の半分程度の高さで切り戻しをしておきます。

植え付け

秋に開花株が販売されていますので、通常は、これを買って育てます。購入した株が小さなポットに植えられて根詰まり気味のときには、根鉢をあまり崩さないようにして庭やプランターなどに植え付けます。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

ノコンギクの花

株間

庭に植える場合は、20cm間隔で植えつけます。プランターを植える場合は、60cmの標準のプランターに3株程度を植えつけます。

植え場所・置き場所

日当たりのよいところを好みますが、できれば、夏は半日陰か西日が当たらないようなところが適しています。

鉢やプランターで育てる場合も、夏は半日陰に置くようにします。

植え替え

庭に植えた場合は、株が混みあってきたら、春先に株分けして植え替えます。

鉢やプランターに植えた場合は、毎年、同じ時期に植え替えます。

日常の管理

6月中〜下旬ごろに、草丈の半分程度の高さで切り戻しをして、枝数を多くしておくと、秋に花がたくさん咲いてくれます。

花が終わったら、株元から切り戻しておきます。

ふやし方

株分けの他に、梅雨のころに挿し芽をして増やすことができます。

肥料

庭植えの場合は、あまり必要ありません。鉢植えの場合は、春と秋に液肥を月に2回程度与えるか、緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

ウドンコ病が発生することがあります。

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