ゴジカ(午時花)

ゴジカの花
写真 ゴジカ
撮影時期 2002.8.10
栽培状況 春まき後、庭植え

科名・属名

アオギリ科
ゴジカ属

園芸分類

春まき一年草

別名

ペンタペテス

原産地

インドなどの熱帯アジア

用途

庭植え、鉢植え

花期

7〜9月

【ゴジカについて】

ゴジカは、インドなどの熱帯アジア原産のアオギリ科ゴジカ属の春まき一年草で、変わった草姿と花形をしています。ずいぶん前に「サカタのタネ」から買ったタネを播いて育てたのが上の写真です。大株にはなりませんでしたが、暑さに強く、大株にすると夏の花壇におもしろいと言えます。

ゴジカは、「午時花」と書きますが、これは、午の刻に花が咲いていることがその由来だと言われています。ちなみに、上の写真は、午後2時半ごろに写しています。

【栽培メモ】

タネ袋の解説を見るとかなりの大株になると書かれていましたが、結果は程遠いものになってしまいました。肥培管理がまずかったせいもありますが、タネを播いた時期が遅かったのかもしれません。それでも花は楽しめました。

3月ごろフレームに播いて育ててみるとどうなるか、確かめたいと思っていますが、その後、タネが手に入りません。

【ゴジカの概要】

草丈

春にタネを播いて育てると、50pほどになります。

花径は4pほどで、濃いオレンジの花が咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

熱帯アジア原産ですので、暑さに強いですが寒さに弱く冬を越せません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Pentapetes phoenicea

学名の説明

Pentapetes・・・・・「五つの葉を持つ」

phoenicea・・・・・「緋紅色の」

【主な種類と品種】

ゴジカ属は、1属1種です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

タネまき

発芽適温は20〜25度と高いので、4月下旬〜5月上旬ごろに播きます。育苗箱やピートバンにタネが重ならないように播き、2mmほど覆土をします。もっとも、保温して早く播いた方が株が大きくなり、よく咲いてくれます。

発芽まで日数がかかりますので、乾燥させないようにします。発芽後、本葉が3〜4枚のころポットや小鉢に植え替えて苗を育てます。

植え付け

花壇に植えても、鉢やプランターに植えて育てることもできます。タネを播いて育てたときは、ポットに根が回ったら花壇やプランターに定植します。

園芸店やホームセンターなどでは、ほとんど見かけることはありませんが、たまに顔を出すことがあります。ポット苗の場合は、購入したらできるだけ早めに植えつけます。

花壇に植えるときは、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lと化成肥料を1u当たり30〜50gほど撒いて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

ゴジカの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

花壇に植える場合は20〜30cmほどにします。60cmの標準のプランターの場合は3株を目安にします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

日常の管理

あまり分枝をしませんので摘芯をして、枝数を増やすようにします。

鉢やプランターで育てている場合は、夏場、乾燥させすぎないようにします。

肥料

庭に植えるときは、植え付け時に緩効性の化成肥料を与え、後は、月1回ほど軽く追肥をします。

鉢やプランターに植える場合は、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、植えつけ後1月ほどしたら、液肥を10日に1回程度与えるか、緩効性の固形肥料を月に1回ほど置肥します。用土を自分で調製したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、同様に追肥をします。

病気・害虫

特にないようです。

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