コリンシア

コリンシアの花
写真 コリンシア
撮影時期 2005.4.18
栽培状況 秋まき後、庭植え(冬は農ポリで霜除け)

科名・属名

オオバコ科
コリンシア属

園芸分類

秋まき一年草

別名

特にありません

原産地

カリフォルニア州

用途

庭植え

花期

5〜6月

【コリンシアについて】

コリンシアは、カリフォルニア州原産のオオバコ科コリンシア属の秋まき一年草です。園芸店でも見かけませんので、それほどポピュラーな花ではありません。しかし、上弁が白色、下弁が藤紫色となりますので、花にアクセントがあって見映えがします。

以前に、北川村の「モネの庭」で初めてみた花で、タネを探していたら以前に国華園のカタログに出ていました。残念ながら、今は載っていません。英名は、purple Chinese houses ですが、何故、「紫の中国の家」と呼ぶのか未確認です。

【栽培メモ】

タネを播いて育てましたが、栽培は特に難しくありませんでした。翌年には、少しですがこぼれダネから花が咲いていましたので、寒さには比較的強いようです。

【コリンシアの概要】

コリンシアの花

草丈

50〜60p程度になりますが、摘芯することでもっと低く抑えることができます。

花径は3pほどで、上弁が白色、下弁が藤紫色となります。花にアクセントがあって見映えがします。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 弱い

温暖地の場合は、鉢植えは軒下で、花壇に植えたものは軽く霜除けをすれば冬を越すことができます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:比較的やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Collinsia heterophylla

学名の説明

Collinsia・・・・・アメリカ合衆国の植物採取家 Zaccheus Collins への献名

heterophylla・・・・・「異形葉の」、「多形葉の」

【主な種類と品種】

下弁が紫色で、 Giant blue eyed maryと 呼ばれるCollinsia grandifloraという種類もありますが、国内では流通していないようです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 草丈が10pほどになったときに摘芯をします。

タネまき

9月中旬〜10月上旬が適期です。箱まきとし、覆土は、タネが隠れる程度にします。

発芽後、本葉が2〜3枚になったらポットに植え替えます。

植え付け

ポットの底に根が回ってきたら花壇や鉢、プランターに定植します。寒冷地の場合は、ポットのままフレームなどで冬を越し、春に定植します。

花壇に定植するときは、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて庭土とよく混ぜて植えつけます。

コリンシアの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは腐葉土若しくはバーク堆肥を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

20〜25p程度にします。

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよいところに植えつけます。

プランターや鉢に植えた場合も、日当たりのよいところで育てます。

日常の管理

鉢植えは、やや乾燥気味に育て、過湿にならないよう水やりに注意します。

タネから育てると、そのままではあまり分枝しないので、草丈が10pほどになったときに摘芯をします。

冬の管理

秋に花壇に定植したものは、冬の間、不織布でトンネルするなど霜除けをします。もっとも、トンネルする場合、温暖地では霜の降りる厳冬期のみでかまいません。

鉢やプランターに植えたものは、冬は軒下などに置き、霜に当てないようにします。

肥料

花壇に植える場合は、 化成肥料を1u当たり50gほど施し、庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。追肥は特に与えなくてもよく咲いてくれました。

鉢やプランターに植える場合は、元肥のほかに追肥として暖かくなったら月に2回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。

病気・害虫

特にないようです。

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